保養への公的支援要望のご報告

提出20170626 記者会見
写真(いずれも26日):リフレッシュサポート提供

リフレッシュサポートが行った「保養の公的支援を求める要望書」提出・記者会見の様子をお伝えいたします。詳しくはこちらをご覧下さい。➔詳細(6/27リフレッシュサポート投稿)

要望書提出・記者会見 動画
(6月26日の様子:アワープラネットTV取材・配信)

保養の公的支援を求める要望書

6月26日
参議院議員会館にて。文科省、復興庁、環境省に対して要望書提出。
6月27日
福島県庁訪問。保健福祉部こども未来局 こども・青少年政策課、社会教育課、避難者支援課に要望書を提出。

<要望>
原発事故子ども・被災者支援法に基づき、「保養」を国の制度に位置付けてください。
当面の間、多くの民間団体が実施している保養プログラムに公的支援をお願いします。

108団体賛同「バナー」

保養への公的支援要望(リフレッシュサポート)

6月26日、リフレッシュサポートは復興庁、文科省、環境省に「全国保養団体の公的支援を求める要望書」を提出します。

全国保養団体の公的支援を求める要望書

2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故以降、日本においては民間団体による自主的な取組みとして〝保養″が行われてきました。保養実施107団体からアンケート回答を得られた「保養実態調査」調査結果報告書(2016年7月・リフレッシュサポートとりまとめ)によると、2014年11月1日から2015年10月31日の1年間の間に9000人強が保養に参加されたこと。さらに多くの保養団体が存在することから、約15000人が同期間に保養に参加されたと推測されています。しかしながら、保養参加を希望している方々は多く、ニーズに対し受け皿が絶対的に少なく、希望者の7割程度しか保養に参加できていない実態が浮かび上がってきています。実際に、私たち「いずみ」が実施している保養プログラムにおいても定員以上に、参加希望者が多い状況です。
また、保養団体は一部参加者から参加費などいただいていることもあるものの、概ね寄付金などで経費を賄っており、震災から時間が経つにつれ、資金不足に陥る状況が顕在化し、継続が困難になっています。
チェルノブイリ被災地では、長く国家的事業として子どもたちを保養に送り出すことが実施されています。希望者が多い日本においても、市民レベルでの単なる慈善活動で終わらせるのではなく、事故由来の放射能汚染地域における選択枝として、保養活動への公的支援が必要です。リフレッシュサポートが提出する要望書には、「保養への公的支援を求める」主旨に、全国から108団体が賛同しています(「いずみ」も賛同しています)。関係各所をはじめ、社会的理解が広がり、この要望を受けとめていただきますよう切に願っています。(文責:いずみ事務局)

原発事故にともなう保養実態調査 調査結果報告書(2016年7月)

保養参加者の声(2017年4月)

ほよ~ん相談会の様子(2017年6月・動画)

ニュースレター第5号 2・3頁
いずみニュースレター第5号 2・3頁より(2015年3月実施報告・参加者感想)

子ども甲状腺エコー検査 in Sendai

おもてうら
クリックするとチラシが拡大します

甲状腺エコー検査を希望するお子さんを募集します。エコー(超音波)検査は身体への害が無く痛みもありません。検査費用は無料です。事前のご予約をお願いします。

《第41回甲状腺エコー検査 in Sendai 》

日 時:2017年 7月23日(日) 13時~17時

会 場:東北教区センター「エマオ」 (地図)
(仙台市青葉区錦町1丁目13-6・公共交通機関のご利用をお願いします)

2016-07-09 10.35.15
検診医:寺澤政彦医師(てらさわ小児科)・今川篤子医師(西仙台病院内科・神経内科)

対象者:5才以上~24才以下の方 (2011年3月11日の震災当時、18才以下の子ども)
定 員:50名(先着順・定員に達し次第受付終了)
費 用:無 料
検査機器:GE社製LOGIQe
予約方法:エコー検査希望の保護者の方は下記連絡先へお申込みください。
予約時間:13:00 13:30 14:00 14:30 15:30 16:00 16:30

予約お申込み・お問い合わせ
放射能問題支援対策室いずみ
☎ 022-796-5272(平日9時~17時)
E-mail izumi@tohoku.uccj.jp

崎山比早子氏講演会

フライヤー
クリックするとチラシが拡大します

「低線量被ばくによる健康被害」

震災直後から、積算線量100ミリシーベルト以下の低線量被ばくである場合、健康への影響はない、もしくは、無視できるほど小さい、という論説が福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーである山下俊一長崎大学教授などにより福島県内で流布されてきました。しかしながら、2011年秋以降、福島県内で実施されている福島県「県民健康調査」の詳細調査のひとつ、甲状腺検査において、小児甲状腺がんの多発が確認されています。低線量被ばくが健康に影響がない、もしくは、確認できないほどに小さい、ということは科学的に証明されているのでしょうか?原発事故由来の放射線被ばくだけでなく、CT検査やマンモグラフィなどのX線検査といった医療被ばくにおいても日本人は諸外国と比較して被ばく量が高いとされています。人体への低線量被ばく影響について長年研究されてきた崎山医学博士のご講演を通して、改めて、低線量被ばくの危険性を共有していきましょう。質疑応答の時間もたっぷりと設けております。みなさまのご参加お待ちしております。

6月17日(土)13時30分~16時 (開場:13時)

せんだいメディアテーク 7Fスタジオシアター(地図)
(宮城県仙台市青葉区春日町2-1 ☎ 022-713-3171)
地下鉄南北線勾当台公園駅「公園2出入り口」より徒歩約8分

入場無料 予約不要

講師:崎山比早子さん3・11 甲状腺がん子ども基金代表理事、医学博士)

講師プロフィール
1965年 千葉大学医学部卒、1974年 同大大学院医学研究科修了。マサチューセッツ工科大学研究員、放射線医学総合研究所主任研究官を経て、1999年から高木学校のメンバーとなる。元国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員。著書に『母と子のための被ばく知識-原発事故から食品汚染まで』(新水社)、『レントゲン、CT検査、医療被ばくのリスク』(共著、ちくま文庫)など。

主 催:きらきら発電あいコープみやぎ・放射能問題支援対策室いずみ
後 援:放射能汚染廃棄物「一斉焼却」に反対する宮城県民連絡会
お問い合せ先:☎/Fax 022-379-3777(きらきら発電事務局)