検診予約受付終了のお知らせ

 2月21日(土)、仙台ビジネスホテルでの第12回甲状腺エコー検査への受診申込み者数が定員に達しましたので、ご予約の受付を終了いたします。

 「いずみ」が実施した甲状腺エコー検査の様子が昨年、2014年12月25日(木)の河北新報朝刊17面に紙面掲載していただきましたが、この記事をご覧になった方からのお問合せやお申込みを数多くいただきました。宮城県内における甲状腺検査活動を、すそ野広くお知らせいただいた河北新報社の取材記者や関係者のご尽力に深くお礼を申し上げますとともに、子どもたちの健康をご心配され甲状腺検査へお申込みいただいたみなさまのお傍で、子どもたちの健康を見守る取組みができる喜びを感じております。本当にありがとうございます。

 子どもたちへの甲状腺検査をご希望のみなさま、次回以降の検査日時や会場について、決まり次第HP等でお知らせいたします。しばらくお待ちいただきますが、ご確認いただきますようどうぞよろしくお願いいたします。

 

第12回甲状腺エコー検査と受診者募集のお知らせ

子どもの甲状腺エコー検査を行います                                ・・・・・・・・・・検診費無料・要予約・・・・・・・・・・・・

日時:2015221(土) 10:0016:30      予約時間:10:00 10:30 11:00 11:30 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30 16:00    場所:仙台ビジネスホテル(仙台市青葉区上杉1丁目4-25 宮城県庁裏)

検診対象:4、5才以上~22才以下の方(1992年3月12日以降出生の子ども)                         初めての方も2回目以降の方も検診受付しております。お申込みお待ちしております。

検診医:西尾正道先生(独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター名誉院長)20131208第1回甲状腺検査GE社製 LOGIQe             検診費:無料                  検査機器:GE社製LOGIQe

定員:70名(先着順)です。定員に達し次第、予約受付を終了いたします。予約時間に横線が引いてあるところは既にご予約が一杯となっております。お早目にお申込み下さい。

お問合せ・お申込み先:放射能問題支援対策室いずみ

☎/Fax 022-796-5272  E-mail izumi@tohoku.uccj.jp

ダウンロードできます⇒20150221第12回甲状腺エコー検査チラシ

子ども健康相談会in柴田町のご案内

 寒中お見舞い申し上げます。キツネとタヌキはそっぽ向いておりますが、1月20日(火)は一年で一番寒い頃とされる大寒です。みなさま、お身体の調子を崩されぬようどうぞ暖かくされお過ごし下さい。DSC02084

「放射能への不安や子どもの健康に関する相談者募集のご案内」

 2月12日(木)、仙南の柴田町内で山崎知行医師による健康相談会を行います。山崎先生は1986年のチェルノブイリ原発事故後、何度か現地を訪問され医師の立場から放射能汚染や、生体への被ばく影響について学習を続けられています。放射能のことについて、子どもの健康への影響について、不安だけど誰に話せばいいのかわからなかったり、身近に話せる方がおられない場合など、ご遠慮なく山崎先生にご相談下さい。柴田町外の方のご相談受付も可能で、若干ですが2~3組のご相談希望者を募集します。1組20~30分の相談時間で、相談費用は無料です。事前の予約申込みをお願いします。以下、ご案内です。

日時:2月12日(木)個別相談予約時間                                     > ① 13時~13時30分
> ② 13時40分~14時10分
> ③ 14時20分~14時50時

場所:柴田町「船迫公民館 」 地図⇒Google+ ページ                                                                                                  --柴田郡柴田町東船迫1丁目8-1(JR船岡駅から徒歩約18分

担当医師:山崎知行先生(上岩出診療所-内科・皮膚科・小児科)

①~③のご希望の時間帯をお選び、いずみへお申込み下さい。先着順で、定員となり次第、募集終了ですので、予約時間がご希望に添えなかったり、受付できない場合がございます。予めご了承下さい。ご相談の予約申込みはお早めにどうぞ。お申込みお待ちしております。                      詳細はこちらをご覧ください。⇒柴田町内での子ども健康相談会ご案内

お問合せ・お申込み先:放射能問題支援対策室いずみ                                                       ☎  022-796-5272(平日9:00~17:00)   E-mail  izumi@tohoku.uccj.jp

「小さき声のカノン」特別先行上映会at手のひらに太陽の家

 〇いずみの企画ではありませんが、映画上映会のご紹介をいたします。

 上映終了後には鎌仲ひとみ監督のトークショーもあります!
 東京電力福島第一原発事故後から3年以上を費やし、たくさんの人たちの祈りや願いを一粒の結晶にするために制作が続けられていた、鎌仲ひとみ監督の最新作「小さき声のカノン」が完成しました。 公式ホームページ http://kamanaka.com/canon/
 公開が待ち遠しいですが、宮城県内でいち早く上映会が行われます。しかも、いずみの近距離保養プログラムの実施先でもある「手のひらに太陽の家」での上映です。カンガルーのおなかの袋のように、津波被災された方々やフクシマからの子どもたちをあたたかく包んでくれた「手のひらに太陽の家」。美しい旋律に満ち溢れるパッヘルベルのカノンのように、次のステップへ進むための希望のコードを感じることができるかもしれません。一足早くどうぞご覧下さい(要予約です)。
小さき声のカノン
日時:2015年1月18日(日)
     上映会  13:00〜15:00
     鎌仲監督トークショー 15:30〜16:30くらい
会場:手のひらに太陽の家 http://taiyounoie.org/
   (宮城県登米市登米町寺池辺室山17−1) 地図
参加費:中学生以上1000円、小学生500円、未就学児無料
お申し込み、お問い合わせ:手のひらに太陽の家 佐藤さま
              0220−23−9755、info@taiyounoie.org

2015年、一緒に歩いていきましょう

昨年もいずみのプログラムを通して様々な出会いやつながりが生まれたことを嬉しく思いますし、今年も引き続きそのようなお手伝いができるようスタッフ、運営委員一同祈りながら活動を続けていきたいと思います。また、いずみの活動に対して祈り、また献金というかたちでサポートしてくださったおひとりおひとりに心より感謝いたします。

福島第1原発の事故からもうすぐ4年。国がこの間言ってきたことは、「放射能はたいしたことないから安心してくれ」「いのちよりも大切なもの、守りたいものがあるから忘れてくれ」でした。わたしたちの多くも、震災前と大きく変わらない目の前の町並みと、自然と、人々の活気に、放射能のことを忘れたり、忘れたくなります。「もう大丈夫じゃないか」と。「人は恐怖の中に生き続けることができない」と誰かが言いましたが、その通りだと思います。事故直後は気にしていた食べ物も、「ちょっとくらいいいか」が「もういいか」に。その結果、数少ない忘れたくても忘れられない親(特に母親)は「”まだ”気にしている」、「神経質だ」と言われ、ますます追い込まれています。

だからこそ、いずみという「集まり、出会う場」を作りました。大きな力に揺さぶられ、放射能を忘れたい、向き合うことに疲れる私たちが、それでもなおこの問題に向き合いながら生きていけるように、今何が起こっているのかをただ冷静に、偏りなく見つめ、言葉で語り合うことができるように、”何よりも”いのちと人と人とのつながりを大切にするために、がんばらないこころとユーモアと、弱さを認め合えるやさしさを持ちながら、いずみの活動を続けていきたいと思います。一緒に歩いていきましょう。

2015年1月5日

日本キリスト教団東北教区放射能問題支援対策室いずみ 運営委員長 小林 休