「低線量被ばくによる健康被害」
震災直後から、積算線量100ミリシーベルト以下の低線量被ばくである場合、健康への影響はない、もしくは、無視できるほど小さい、という論説が福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーである山下俊一長崎大学教授などにより福島県内で流布されてきました。しかしながら、2011年秋以降、福島県内で実施されている福島県「県民健康調査」の詳細調査のひとつ、甲状腺検査において、小児甲状腺がんの多発が確認されています。低線量被ばくが健康に影響がない、もしくは、確認できないほどに小さい、ということは科学的に証明されているのでしょうか?原発事故由来の放射線被ばくだけでなく、CT検査やマンモグラフィなどのX線検査といった医療被ばくにおいても日本人は諸外国と比較して被ばく量が高いとされています。人体への低線量被ばく影響について長年研究されてきた崎山医学博士のご講演を通して、改めて、低線量被ばくの危険性を共有していきましょう。質疑応答の時間もたっぷりと設けております。みなさまのご参加お待ちしております。
6月17日(土)13時30分~16時 (開場:13時)
せんだいメディアテーク 7Fスタジオシアター(地図)
(宮城県仙台市青葉区春日町2-1 ☎ 022-713-3171)
地下鉄南北線勾当台公園駅「公園2出入り口」より徒歩約8分
入場無料 予約不要
講師:崎山比早子さん(3・11 甲状腺がん子ども基金代表理事、医学博士)
講師プロフィール
1965年 千葉大学医学部卒、1974年 同大大学院医学研究科修了。マサチューセッツ工科大学研究員、放射線医学総合研究所主任研究官を経て、1999年から高木学校のメンバーとなる。元国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員。著書に『母と子のための被ばく知識-原発事故から食品汚染まで』(新水社)、『レントゲン、CT検査、医療被ばくのリスク』(共著、ちくま文庫)など。
主 催:きらきら発電・あいコープみやぎ・放射能問題支援対策室いずみ
後 援:放射能汚染廃棄物「一斉焼却」に反対する宮城県民連絡会
お問い合せ先:☎/Fax 022-379-3777(きらきら発電事務局)