「福島原発事故から5年
-チェルノブイリと福島の放射能汚染を考える」
放射能汚染の実態がメディアに取り上げられることが少なくなりました。この間、「順調に」放射線量は減衰してきましたが、今後、汚染の主役=セシウム137の半減期が30年であることを考えると、数十年(数百年?)単位の対応を考える必要があるかと思われます。そもそも、福島県ではない、という一言で宮城県内など、周辺地域の汚染状況は積極的にオープンにされてきませんでした。
この問題について考えるために、今中哲二さんの講演会を開催します。今中さんはチェルノブイリ現地や福島県飯舘村で詳細な放射能測定、汚染調査をされてきました。会中、宮城県内で環境放射能の測定活動に取組んでいる方からの報告も予定しています。今中さんのお話や宮城県内の測定報告をとおして、状況を共有し、これから私たちが放射能汚染にどのように向き合っていくべきか?を一緒に考えましょう。ご来場お待ちしております。
12月3日(土)13時30分~16時 (開場:13時15分)
仙台市戦災復興記念館 2F記念ホール(地図)
(宮城県仙台市青葉区大町2丁目12-1 ☎ 022-263-6931)
会場には駐車場はございません。公共交通機関ご利用をお願いいたします。
地下鉄南北線広瀬通駅、又は、同東西線青葉通一番町駅より徒歩7~8分
入場無料 予約不要
講師:今中哲二さん(京都大学原子炉実験所 研究員)
講師プロフィール
1950年広島市出身。祖母を原爆で亡くし、母親も被爆した被爆二世。大阪大学工学部卒、東京工業大学大学院修了。原子力工学専攻、工学博士。1976年から2016年3月まで京都大学原子炉実験所助教。小出裕章元助教らとともに「熊取六人衆」と呼ばれ、原発の危険性を訴えてきた。
1986年のチェルノブイリ原発事故後、現地調査を行い、以後、継続的に被ばくの実態調査に取組む。2011年3月11日の東京電力福島第一原発事故直後、新聞・テレビといったマスコミから汚染情報が流れてこないという”異常事態”に危惧し、同月内、後に計画的避難区域となる福島県飯舘村での放射性物質測定などを開始。住民らへ判断材料を提供。震災後のこの間、同村での詳細な放射能定点観測・調査を継続してきた。
主催:放射能問題支援対策室いずみ/生活協同組合 あいコープみやぎ
お問い合せ先:☎ 0120-255-044(あいコープみやぎ 豊嶋さま)