ドキュメンタリー映画『福島は語る』

東京電力福島第一原発事故から9年、2020年に東京オリンピックが開催されます。その一方、「フクシマ」は「終わったこと」として忘れ去られようとしています。

しかし、原発事故によって故郷を破壊・喪失させられた方々にとって、この9年、根本的に何かが解決したのではなく、また、多様な今が伝えられてはいない現状です。

平穏に戻ったかのような現在の福島の光景からなかなか見えてきませんが、被災当事者による証言を通して、私たちの未来を共に考える機会になることを願っています。

『いずみ』でも当日清算券(1000円)を取り扱っています。ご入用の場合、お申しつけください。izumi@tohoku.uccj.jp

『福島は語る』仙台自主上映会

2020年1月11日(土)➀10:00 ➁13:20 ➂16:40
せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター
大人 前売り1000円・当日1300円、学生500円、高校生以下無料
主催:女性ネットみやぎ
予約・問い合わせ 090-2983-6435(本田さま)
E-mail housyanoujoseinet@hotmail.co.jp

20200111 「福島は語る」仙台上映会
監督・撮影・編集・製作: 土井敏邦氏(2018年/日本/カラー/劇場版:170分)


『福島は語る』予告編 土井敏邦氏

土壌測定のご案内(みんなのデータサイト)

台風19号や、先日の豪雨により被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

熾烈な豪雨もさることながら、原発事故により放射能汚染された地域と重なるように甚大な被害が発生し胸が塞がれる思いです。化学物質や感染症だけでなく、河川氾濫や土砂崩れ、斜面崩落等のため泥や土に放射能が含まれていることが懸念されます。

復旧や原状回復のために日々作業されている方々の放射線防護上、災害でもたらされ、ご自宅に流入したり、乾燥して舞い上がったりする土壌・土埃がどの程度のセシウムを含んでいるのか、今後のためにも確認しておく必要性があるのではないかと思われます。

緊急に「みんなのデータサイト」で測定の取組みが開始されています。

測定を希望される場合、受付や土壌の採取方法など、詳しくはこちらをクリックしてご覧ください。期限は11月末までで、費用は無料(送料除く)です。

なお、上記サイト内でも触れられていますように、被災地に土壌採取のみを目的に入られることは、被災された方の心情や復旧の妨げとなるためご遠慮ください。あくまでも、採取地の被災・関係者のご要望を尊重いただきますようお願い申し上げます。
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放射線防護上、何の呼びかけもなされない中、少しでも情報がえられますように。

お見舞い(台風19号・Hagibis)

台風19号による被害に遭われたすべてのみなさまにお見舞い申し上げます。

とりわけ、年間降水量の3~4割という猛烈な豪雨が短時間に集中し、北陸、東海、関東、東北各地の河川氾濫、溢水、土砂災害が起こり、甚大な被害が発生しました。孤立し、救援を待たれている方々に支援の手が届きますように。泥水や溢水が少しでも早くひきますように。そして、救援・救助・復旧作業に従事、被災されたみなさまのご健康が守られますよう心よりお祈り申し上げます。

一方、何もかもが豪雨や濁流にのみこまれるのではないか、という危機迫る中で、住民や人々のいのちを守るべき行政(台東区)が、路上生活者の避難所受入れを拒否した、という、にわかには信じがたいことが報じられています。

路上生活者を支援している民間団体による声明をどうぞご覧ください。

「一般社団法人 あじいる」サイトより
災害時における台東区の野宿者への対応(2019.10.12更新)

報道(20191013朝日新聞デジタル)などによると、「台東区が路上生活者の避難所利用を断る」という決定をしていた、ことから、マニュアルどおりに対応した末端職員だけの問題ではないようです。

日本国憲法前文「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」と謳われ、具体化している条項として、第13条・個人の尊重、生命の尊重。第14条・法の下の平等。第25条1項・生存権、2項・生存権保障義務(国)。ということが明記されているのに、「いのちを最大限守る行動を」と呼びかける側が避難者を拒絶する、ということが起きました。

目の前の人間のいのちを左右する危機が迫っているにもかかわらず、行政の立場にある方々が、組織利害を優先したり、災害弱者を選別して拒絶する、ということに、何かが決定的に欠けている、ことを感じます。

原発事故後の放射能被害についても類似していることはないでしょうか。決して水に流せないものがあり、私たちのいのちや人権を互いに支えあう社会であってほしいと強く願わずにはいられません。

日本キリスト教団東北教区放射能問題支援対策室いずみ 事務局長 服部賢治

1日無料電話相談(3・11甲状腺がん子ども基金)

20190922 医師による1日無料電話相談 (3・11甲状腺がん子ども基金)

『NPO法人3・11甲状腺がん子ども基金』が一日無料電話相談を行います。

療養費支援を受けている甲状腺がんの方(ご家族)だけでなく、避難や移住者、原発事故後の健康に不安を抱いている方もご相談できます(福島県外の方もOK)。どうぞご利用下さい。

甲状腺がんに罹患されたものの、治療や医療費などで困っておられる方など、身近にいらしたらどうぞご紹介ください。

必要としている方に情報が届きますよう願っています。

【開催日時】2019年 9月22日(日)10:00~16:00

【電話番号】0120-966-544
(無料通話・非通知設定の場合は設定変更をお願いします)

【 内 容 】(おひとりにつき10分程度)
・甲状腺がんや甲状腺の病気について
・原発事故後に気になっている体調や病気について
・甲状腺検査について
・手術後の体調について
・健康のことで心配なことや悩んでいること

【電話対応】日本女医会に所属する医師

【お問い合わせ】メールフォーム

お見舞い(九州北部豪雨)

8月下旬、九州北部地方への局地的な豪雨被害について、被災されたみなさまへのお見舞いを申し上げます。

水位が下がり、平穏な時間が戻りますようお祈りいたします。

日本キリスト教団東北教区放射能問題支援対策室いずみ 事務局長 服部 賢治

夏季休暇のお知らせ

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暑中お見舞い申し上げます。

いつもいずみホームページをご覧いただきありがとうございます。

灼熱のような暑さの中、ご体調等崩されませんようお祈り申し上げます。

夏季休暇のため、下記期間、誠に勝手ながらお休みさせていただきます。
【休業期間】 2019年8月9日~8月18日

期間中、お急ぎのご用件の方はこちらにご連絡ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

【声明】原発事故と甲状腺がん罹患の因果関係について、 丁寧で開かれた議論・検討を尽くすことを求める緊急声明

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クリックすると拡大します(A4 6ページ)

要 旨(緊急声明)

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2019年6月3日開催 第13回甲状腺検査評価部会にて

福島県の甲状腺検査2回目(本格検査)において、前回検査(先行検査)からあらたに甲状腺がん・悪性疑いが71症例見つかりました(*)。県が設置した有識者会議「甲状腺検査評価部会」は、東京電力福島第一原子力発電所事故による放射線被ばくとの関連があるのかどうか検証していましたが、6月3日の会議「放射線被ばくとの関連はない」とする評価を固めました。この部会まとめ(案)は来る7月8日(月)に開催される検討委員会で諮られようとしています。

私たちはこの間の議論や検証が非常に不十分であると認識しています。検討委員会や関係機関においては、委員の任期切れを控え、機械的な事情等、拙速に結論を急がず、丁寧で開かれた議論・検討を尽くしていただくよう求めます。

(*)2019年4月8日 参考資料1 甲状腺検査結果の状況より

〈本声明に関するお問い合わせ先〉
日本基督教団東北教区放射能問題支援対策室いずみ 事務局:服部
〒980‐0012 宮城県仙台市青葉区錦町1丁目13-6
☎ 022-796-5272(平日10~16時)
E-mail izumi@tohoku.uccj.jp

群馬県内での甲状腺エコー検査 2019 by Annakaひだまりマルシェ

【おもて】2019年度甲状腺エコー検査スケジュール(Annakaひだまりマルシェ)
クリックすると拡大します

「NPO法人 Annakaひだまりマルシェ」(群馬県安中市)さんからのご案内です。

今できることをしよう・今からでも遅くない

2011年3月に発生した東電福島原発事故により、群馬県内においても深刻な放射能汚染(*)が生じ、放射能影響を懸念する有志や医療関係者により、数年前から同県内での甲状腺エコー検査会が実施されてきました。

2019年度検査スケジュール 5/19(日)、6/22(土)、8/4(土)、9/7(土)など

群馬県内にお住まいの方など、検査を受けたい、ご関心を持つ方などにどうぞご紹介ください。(詳しくはチラシをご覧ください)

◎Annakaひだまりマルシェ♪♫(検査申込みはお電話・Faxでお願いします)
お問い合わせメール annaka-hidamari@kem.biglobe.ne.jp

(*)2011年9月27日 文科省プレスリリースより

開所時間変更のお知らせ

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2019年4月1日(月)より、いずみ事務局の開所時間を変更(短縮)します。

これまで 平日9時~17時

変更後  平日10時~16時

ご不便をおかけするかもしれませんがどうぞご理解ください。

甲状腺検査や保養など、主要事業は引き続き実施して参ります。これからもいずみの働きを覚えて下さいますようどうぞよろしくお願いいたします。

3・11から8年、知ること、考えることを綴る営み

私たちは、身の回り(環境)のことや、身近な人(隣人)たちのことをどれだけ知っているでしょうか?

また、それは、社会的なコンセンサスとして共有されているでしょうか?

8年前の3月11日、政官産学民・メディアという挙国盲目的な経済活動破綻の結果、今この瞬間も人為的に生成された放射性物質がまき散らされています。以下2件は、放射能汚染された地域における報道や、国や行政の調査すらなされない実態や小さな声を伝える、貴重な市民的取組みです。

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(フォーラム福島版フライヤー)
監督・撮影・編集・製作: 土井敏邦
2018年/日本/カラー
【映画】「福島は語る」 【動画】予告編

全国各地での上映が予定されています。上映スケジュール(全国)

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3月23日(土)14:30~、仙台シルバーセンターにて
主催:みんなのデータサイトみんなの放射線測定室「てとてと」

イベントについて、詳しくはこちらをクリック

政府がやらないなら市民の力で測ろう、が生んだ市民によるデータ集、「図説17都県 放射能測定マップ+読み解き集」(下図)が出版されました。上記イベントは書籍の読み方や、主に宮城県内における測定データなどの解説などが予定されています。

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書籍について、各メディア書評はこちらをクリック

誰でも、知る、共感することからはじまる、はじめられることがきっとあります。

それぞれ、どうぞお出かけ下さい。