電力会社切替えのご報告

イルミネーションには再生可能(自然☀)エネルギーを
街路樹が落葉し、イルミネーションのあかりが彩る季節となりました。
2017年に入り『いずみ』は電力供給会社を変更しました。これまでは東北電力から供給いただいておりましたが、『須賀川瓦斯(すかがわガス)』に切替えいたしました。

2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故により、深刻かつ様々な被害や未来に先送りせざるを得ない「核の平和利用」の問題性が誰の目にも明らかになりました。ごく一部の国々を除き、それ以前から、そして事故後政策転換した世界では、再生可能エネルギーによる発電やエネルギー地産地消の大きなうねりが起きています。

江戸時代の鎖国、もしくはガラパゴス状態の日本ではそのような潮流を一切無視し、国や政府、旧独占電力会社が原発にしがみつく政策をとり続けています。脱原発を求める2012年の官邸前行動をはじめ、世論調査などでは今でも半数を超える人々が原発依存減少、ゼロを求める結果が出ていますが、そういった声が反映されているとはいえない状況が続いています。東北電力においても原発依存体質を改善していくよう市民・住民の方々の広範な要望活動がつづいていますが、変化の兆しはみられません。

私たち『いずみ』は環境や生命体を著しく脅かすような恐ろしい原発(核)由来の電気ではなく、安全で環境に負荷のない(より少ない)発電方法による電気を使いたいと願っています。

私たち一人一人の選択が未来を作ります。

漸次的に(ゆっくり)自然・再生可能エネルギーによる発電・供給が日本においても拡大していくかと思いますが、いつまでも原発にしがみつく電力会社ではなく、地域における太陽光発電・供給事業を拡大されている『須賀川瓦斯』に期待しまずは切替えました。

須賀川瓦斯さんの電力構成(2016年4月1日~2017年3月31日実績値)

現在では『みやぎ生協』や『あいコープみやぎ』なども再生可能エネルギーを柱にした電力供給(売電)事業を始めています。身近なところからできる地球環境維持への取組みを始めてみませんか?放射能まみれの電気ではなく、環境に負荷の少ないあかりによるイルミネーションを楽しみたいですね。

クリックするとそれぞれ展開します(ご参照下さい)
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みやぎ生協さんのチラシ

パルシステムでんき
あいコープみやぎさんの案内

無料尿検査へのクラウドファンディング(ネット募金)呼びかけ

おもてうら
クリックするとチラシが拡大します

原発事故後、国や宮城県などは「放射能汚染による住民への健康影響はない」とし、福島県外での公的な健康調査はほぼ行われていません。疫学、確率的には、低線量被ばくによる公衆への健康影響が後年あらわれる可能性を完全に否定することができません。放射線防護が徹底されていない状況下、事故発生当時から将来にわたる期間、事故由来の被ばくの有無を確認することや、被ばくによる健康影響があらわれやすいとされる甲状腺検診などの個体調査が個々の方々にとって貴重なパーソナル(トレーサビリティー)データとなります。放射性セシウム(ヨウ素)を測定できる尿検査は一般的にはお一人につき2~3万円かかります。しかし、お子さんにとってはたくさんの尿を集める大変さなどがありますが、事実を知る貴重な機会を無償提供したい、という『小さき花』さんからの呼びかけを以下、お知らせいたします。プロジェクトへのご理解、資金的なご支援、また、尿検査のご活用などどうぞよろしくお願いいたします。(いずみ事務局)

『福島隣県の子どもたちの尿検査を無料で実施したい』
『小さき花(石森秀彦代表)』からの呼びかけ

◆ネット募金(寄付)募集
実施(呼びかけ)主体:小さき花 市民の放射能測定室 仙台
募金期間:2017年12月1日から12月30日まで
目標金額:200万円
使用目的:250人の子どもの尿中放射能測定費用
募金方法:こちらからのネット募金。又はゆうちょ銀行口座への送金の2通り。(詳しくはチラシ裏面をご覧下さい)

◆尿検査希望者募集
対象者:福島隣県在住の18才以下の尿中放射能測定を希望する子ども
申込先:022(302)3853、又は、090(1397)0781

測定使用機器:ゲルマニウム半導体測定器 ORTEC社 GEM‐20
検出核種:ヨウ素131、セシウム134、セシウム137等

お問い合わせ先(ネット募金・尿検査)
小さき花 市民の放射能測定室 仙台
☎ 022(302)3853、又は、090(1397)0781
E-mail chiisakihanasss@gmail.com

臨時休業のお知らせ(10/23)

台風21号の接近につき、勝手ながら10月23日(月)は事務局業務をお休みさせていただきます。24日(火)以降は通常業務を再開いたします。

みなさまのご健康や生活が護られますようお祈り申し上げます。

夏季休暇のお知らせ

いつも、いずみのホームページをご覧いただきありがとうございます。
夏季休暇のため、下記期間、誠に勝手ながら業務をお休みさせていただきます。

【休業期間】 2017年8月14日~8月20日

期間中、お急ぎのご用件の方は下記にご連絡下さい。
080(9639)2691、又は、izumi@tohoku.uccj.jp

よろしくお願いいたします。

訃報とこれから

2017年3月20日、肥田舜太郎医師がお亡くなりになられました。享年100才。

1917年広島市出身。広島陸軍病院の軍医として赴任していた1945年8月6日・ヒロシマ、爆心地から6キロの地点でアメリカ軍投下の原子爆弾、リトルボーイ炸裂(ピカドン)に遭遇。直後からずっと被爆者の救助・治療にあたられ、直接被爆をしなかったものの、後になって突然発病し、被爆者と同じ症状を示して亡くなられていく症例を数多く目撃されました(救援などによる入市〈間接〉被爆や「黒い雨」など)。それが内部被ばくによるものであることを突きとめた肥田医師は、それまで知られていなかった(隠されていた)「内部被ばく」の脅威や核廃絶を世界に向け訴え続けてこられた生涯でした。

戦後60年以上、被爆者の臨床を続け、「原爆ぶらぶら病」とよばれる症状を見いだし、微粒放射性物質による内部被ばく、低線量被ばくの健康影響について研究、警鐘を鳴らされてきた肥田医師は、2011年の東京電力福島第一原発事故後、ご高齢にもかかわらず、国内外を飛び回り、放射線被ばくに対する防護の必要性だけでなく、いのちを自ら育むことの大切さを広く伝えられてきました。

政府は2017年3月31日と4月1日に福島県の浪江町と富岡町飯舘村川俣町山木屋地区の避難指示解除を行います(一部地域除く)。また、2017年3月31日をもって、福島県は区域外避難者への住宅(経済)支援を打ち切ります(一部自治体の独自助成は除く)。

肥田医師が生涯かけて訴えられてきたことが当たり前になっていない社会状況が残念です。

被爆者と共に歩まれた肥田舜太郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

記念礼拝・講演のご案内

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2013年11月1日 小西望東北教区総会議長による礼拝説教

「3・11から6年~いずみとして、放射能被害への取組み~」

2011年3月11日の東日本大震災からまもなく6年。東京電力によると、福島第一原発2号機格納容器内においての調査で、最大650SV/h(誤差±30%)という放射線量値が推定されました(2017年2月15日公表)。その場にいると数十秒で死に至るレベルであり、誰も近づくことができない状況です。原発事故をうけての 原子力緊急事態宣言〈2011年3月11日(金)午後3-内閣官房長官記者会見〉も解除されず、放射能に汚染された環境下、ゴールすら見えず、いつまで向き合い続けなければいけないのかわからない中、放射線影響を受けやすいとされるいのちの防護を考え続けていく責任が私たちにはあります。

放射能問題支援対策室いずみは2017年4月より、第二期をむかえ新たな体制での活動に取組んで参ります。2013年11月1日に行われたいずみ開所式では、日本キリスト教団の長崎哲夫総幹事(肩書は当時)をはじめ、ご出席者から励ましのお言葉やメッセージをお寄せいただきました。市民の方々もご出席下さり、多くの方々がいずみの船出にお立ち合いいただきました。第二期に際して、記念礼拝の時間を持ちます。この間のみなさまのご支援・ご協力に感謝し、これからも、ご一緒にこの責任を分かち合い、ともに歩んでいただくことを願っております。礼拝・講演へのご参加はどなたでも歓迎いたします。ご参加お待ちしております。

記念礼拝 「3・11から6年~いずみとして、放射能被害への取組み~」

日 時: 2017年 3月25日(土) 13時~15時

会 場:東北教区センター「エマオ」3F大会議室
(仙台市青葉区錦町1丁目13-6・公共交通機関ご利用をお願いいたします)

プログラム:
礼 拝 保科隆いずみ室長福島教会牧師による説教
講 演 篠原弘典いずみ顧問(原子核工学専門家)による講演
演 題  「3・11から6年~いずみの活動のこれまでとこれから~」

予約不要、参加費は必要ありません。どなたでもご参加できます。

主催・お問い合せ先: 放射能問題支援対策室いずみ
☎ 022-796-5272(平日9時~17時)  E-mail izumi@tohoku.uccj.jp

「第28回多田謡子反権力人権賞」受賞(篠原弘典氏)記念行事のご案内


上映後、解説される篠原弘典いずみ顧問
2014年9月27日 仙台市エマオでの「A2-B-C」自主上映会にて

お知らせと記念行事のご案内です。

放射能問題支援対策室いずみ顧問である、篠原弘典(しのはらひろのり)さんが第28回多田謡子反権力人権賞を受賞いたしました(選考理由)
この賞は過去に、高木仁三郎氏(故人)や小田原紀雄氏(故人)、宋神道氏、韓国の原爆被害者を救援する市民の会、VAWW-NETジャパン、靖国神社合祀拒否訴訟・韓国人原告団、根津公子氏、救援連絡センター、志布志・住民の人権を考える会、上関原発を建てさせない祝島島民の会、袴田巌氏、山城博治氏など、自由と人権を擁護する活動をしたとされる個人、団体に贈られてきました。
多田謡子反権力人権基金公式サイト
2016年12月17日 授賞式の様子(東京都内)

東京での授賞式典とは別に、氏の受賞を分かち合う地元仙台での記念祝賀会が企画されました。どなたでもご参加できます。よろしければご参加下さい。

「第28回多田謡子反権力人権賞」受賞祝賀会 in Sendai

■日 時:2017年 2月19日(日)16:50~20:00(16:20開場)
■会 場:仙台市情報・産業プラザ セミナールーム 2 (仙台駅前アエル6階)
■参加費:2000円(記念講演のみは500円)
■参加・お申込み方法:
要申込み。お名前、電話番号、所属(あれば)を2月15日まで、下記にご連絡下さい。
■参加お申込み・問い合わせ先:
Fax 022(284)6973  E-mail tatara@mamma.coop(多々良さま)
詳しくはこちら→ご案内

■呼びかけ人
岡崎 トミ子さん(元参議院議員)
鈴木 宏一さん(女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション代表/弁護士)
阿部 美紀子さん(女川から未来を考える会代表/女川町議会議員)
布田 秀治さん(放射能問題支援対策室いずみ運営委員長/牧師)
多々良 哲さん(女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション世話人)

「東北教区・第二期全国募金」ご協力のお願い

箕面教会のみなさまからのクリスマスカード
箕面教会のみなさまからお届けいただいたクリスマスカード

みなさまからのお祈り、ご支援・ご協力によって活動することができた1年でした。1件、1件、お一人お一人にご挨拶できず大変申し訳ありません。5年以上たっても被災地で苦しむ方々、孤立せざるをえない方々を覚え、変わらずにご支援いただいていること、心から感謝申し上げます。本当に、本当にありがとうございます。
福島県をはじめ、原子力災害の影響下にある被災地での支援活動は今後も長期的に行っていきたいと関係者一同願っております。つきましては以下、ご覧下さり、2017年以降も引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

12月、東北教区が全国募金(第二期)を始めました

2011年3月11日の震災発生以来、国内だけでなく、世界中より、ご支援いただきありがとうございました。この間、日本キリスト教団は救援対策本部を立ち上げて下さり、「被災者支援センター・エマオ」、そして、「放射能問題支援対策室・いずみ」それぞれの活動を安定的に底支えしていただくという、大変大きな役割を担って下さいました。しかし、震災から6年となる、2017年3月末をもって救援対策本部は閉じられます。

被災教区である東北教区は「放射能問題支援対策室・いずみ」、「被災者支援センター・エマオ」の働きを、規模を縮小しつつも2019年3月まで継続していくことを、2016年5月の教区総会で決定しました。

2017年度予算は、いずみ・エマオともに、2016年度比で大幅に圧縮しました。同時に、いずみ・エマオの活動を支えるための全国募金(東北教区 東日本大震災救援を続けるための募金B 第二期)へのご支援をもう一期お願いすることとしました。(2017年10月末日まで)

事故原発である福島第一原発1号機から4号機について、東京電力を中心に様々な廃炉計画が作られているようですが、事故自体の終息すら見通せず、既に環境中に出てしまった放射能の影響は今後も長く残ります。事故や放射能影響に関する健康不安を感じておられる方々への甲状腺検査や保養、医師による健康相談や住み慣れた土地に帰れない方々への傾聴訪問など、核災害については引き続き長期的なご支援が必要です。とりわけ子どもたちの健やかな成長を願う方々と力をあわせて、甲状腺検査を柱に取組んでいきたいと、私たち「いずみ」は考えています。

熊本・大分地震、台風10号による岩手県岩泉町での豪雨被害など、課題が多く心苦しいのですが、大震災や原子力災害を風化させないためにも、日々のお祈りの中に覚えていただけましたら幸いです。 ご理解とご協力くださり、この働きをお支えくださいますよう心よりお願い申し上げます。

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振替用紙(赤)がお入用の場合、いずみ事務局までご連絡をお願いいたします。
また、『会堂・牧師館再建復興貸付金を受けた教会の返済支援のお願い』(東北教区 東日本大震災救援を続けるための全国募金A 第二期)も募っています。よろしければ、併せて、お支えくださいますようお願い申し上げます。

日本キリスト教団東北教区放射能問題支援対策室いずみ 運営委員・スタッフ一同
E-mail izumi@tohoku.uccj.jp(いずみ事務局)

冬季休業のお知らせ

いつも、いずみのホームページをご覧いただきありがとうございます。
冬季休業のため、下記の期間、誠に勝手ながら業務をお休みさせていただきます。

【休業期間】 2016年12月29日~2017年1月4日

よろしくお願いいたします。

ほっこり通信No.5 from Kyoto

ほっこり通信No.5(表紙)ほっこり通信No.5(うら)

京都府内で保養受入や避難・移住支援に取組む有志の方々が作成・発行しておられる「ほっこり通信」最新号の第5号をお届けいただきました。〝保養″〝避難″という選択肢が必ずしもよしとされない状況下、このような取組みを続けていただいていることに感謝申し上げます。被災地から京都へ今も避難されている方々、もしくは、今後、京都へ移住(保養)しようかな・・・、必要と思われる検診や健康相談、住居や地域情報いっぱいの手作りのミニコミ情報誌です。情報だけでなく、ゴー!ゴー!ワクワクキャンプに取組んでいるスタッフなど、ハートフルな想いがいっぱいつまった通信です。希望者の方にお配りします。読んでみたい、ご興味ありましたらいずみ事務局までご連絡下さい。(画像左:表紙、右:うら表紙)

いずみ事務局メール izumi@tohoku.uccj.jp