「アオギリにたくして」「広河隆一さん講演会」などのお知らせ

7月4日(土)「アオギリにたくして」仙台上映会

 主催である「アオギリにたくして」仙台上映実行委員会代表は、宮城学院女子大学3年生の学生さんです。大学生から80代までの幅広い年代層の方々がつどわれ上映準備が進められています。ヒロシマ・ナガサキでの原爆投下から70年となる節目の今年、ヒバクシャがご高齢となられ、世代間を越えた被爆体験の継承が大きな課題とされる昨今、若い世代の方々にも被爆体験を伝えていきたい、知ってほしいとこの上映会は企画されました。原爆のため右足を失いながらも、被爆したアオギリの木に新芽が出ていることに希望を取り戻した女性、沼田鈴子さんをモデルとした映画です。沼田さんは広島平和記念公園のアオギリの木の下で、被爆体験を伝える語り部として戦後活動されました。その沼田さんは2011年7月12日に永眠されました。同年3月11日に発災した東日本大震災に遭われた被災地の人々や、福島第一原発事故のことを案じられていたそうです。

ヒロシマからフクシマへと、核や放射能による惨禍を未然に防ぐことはできませんでしたが、「二度と同じ苦しみをさせたくない」という沼田さんや被爆者の願いは多くの方々の胸に飛び込んでほしいと思わずにはいられません。人工放射性物質やそれを利用した兵器によって生命や故郷を奪われることがあってはならない、福島原発事故後を生きる私たちにとって避けることができないこの命題を、個人的な体験としてとどめず、普遍的な価値として組成してゆくために是非ご覧いただきたく思います。2013年に公開されたこの映画は宮城県内初上映です。お子さまやご家族、ご友人の方など、お誘いあわせの上どうぞご覧ください。日時や場所など、上映に関してより詳しくは、チラシpdfや下記HPをご覧ください。

「アオギリにたくして」仙台上映会チラシダウンロードできます。

アオギリにたくして」公式HP http://aogiri-movie.net/screen/

「アオギリにたくして」合唱歌動画 https://youtu.be/KzgyW2pVa1c                        歌:広島市立井口小学校合唱団 同学校音楽教室にて2011年11月24日録音

お問い合わせ・チケット申込み先                                     仙台YWCA ☎022-222-9714(祝日を除く月・火・金 10:00~17:00)               又は 090-5833-3050(佐藤様)  Email: ywca@cocoa.ocn.ne.jp

6月13日(土)~6月19日(金)には山形市内の「フォーラム山形」でも上映されます。

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広河隆一さん講演会 in Sendai

 7月15日(水)、フォトジャーナリストであり、「Days Japan」前編集長である広河隆一さんの講演会が仙台市内で行われます。要申込みですが参加費は無料です。主催はみやぎ生協さんです。原発事故から4年、福島県内など子どもたちの最近の状況についてのご講演です。沖縄県久米島「球美(くみ)の里」での親子保養の様子などもご報告があるようです。

詳しくはこちらをご覧ください。→広河隆一さん講演会案内                     参加お申込みの際、ご利用ください。→Fax申込み用紙(申込み期限 6月20日まで)

みやぎ生協HPより http://www.miyagi.coop/member/event/detail/843/            会場であるgoogleマップはこちらから 案内地図  

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  2015年6月13日(土)13:30~ 元日赤病院医師である岡山博さん講演会20150613 「未来に続くいのちのために」岡山博さん講演会チラシ

 以上3件、いずれもいずみの企画ではありませんが、ご紹介いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

「小さき声のカノン」上映期間延長!

5月2日(土)より「フォーラム仙台」にて上映中の「小さき声のカノン」ですが、当初は5月22日(金)までの上映期間が好評につき、同29日(金)まで延長されることになりました!お見逃しないよう劇場でご覧くださいね。23日(土)以降の上映時間はどうぞご確認ください。

5月16日(土)~5月22日(金)の上映時間 毎日16:20~                       5月23日(土)~5月29日(金)の上映時間 未定(夜間予定)                        「フォーラム仙台上映スケジュール」http://forum-movie.net/sendai/schedule/index.html canontop-1024x459鎌仲ひとみ監督作品「小さき声のカノン」公式HP http://kamanaka.com/canon/              河北新報にも取り上げられました。→20150501 河北新報朝刊13面               また、小さき声のカノン」に関するイベント上映が2件ありますのでご紹介いたします。

①5月21日(木)16:20~「講演会付き特別上映」(質疑応答あり)

 講演時間は上映終了後、18:30~からです。ご講演されるのは元仙台日赤病院呼吸器内科医の岡山博さんです。子どもたちの内部被ばくを少なくするための活動など、精力的にご活動されています。この上映については招待券は利用できず、座席指定付き先売券は「フォーラム仙台」窓口で発売中。電話予約(022-728-7866)も受付中(予約後のキャンセルは不可)です。

岡山博さんプロフィール                                         1948年茨城県生まれ                                          1973年東北大学医学部卒業                                            その後 東北大学病院第一内科、呼吸器・循環器研究                       米国国立衛生研究所にて3年間遺伝子研究                            1998年仙台日赤病院第二呼吸器内科部長、東北大学臨床教授               2014年仙台日赤病院退職

②5月21日(木)10:00~「ママシネマ上映」 at「チネ・ラヴィータ

ママとシネマについて

 ママだって映画館で映画を見たい! 
でも子供と一緒に映画館に入るのは周りに迷惑かけちゃうし。 
だからって毎回託児所に子供を預けるのはちょっと・・・。 

だったら映画館の上映をひとつ貸しきってしまったらどうか?
都心では既にこんな上映が定期的に行われてるし、宮城で出来ないはずがない。観客が全員お子様連れのママさんだったら子供が騒いだってお互い様なんだから気にしない!
みんなで楽しく映画を観よう! (以上「ママとシネマについて」HPより)

 お子様連れでも気軽に映画をご覧になれるようにと企画されました。この上映のみ「チネ・ラヴィータ」での上映となりますのでご注意ください。チケットは完全予約制で、詳細及びお申込みは「ママとシネマ」公式ブログからとなります。→http://blog.livedoor.jp/mamacinema/ 

 

「小さき声のカノン」仙台上映開始

 3月7日(土)から全国各地での上映がスタートした、鎌仲ひとみ監督作品「小さき声のカノン」。いよいよ仙台市内での一般公開が始まります。上映劇場は「フォーラム仙台」(仙台市青葉区木町通2-1-33 ☎ 022‐728‐7866)です。明日、5月2日(土)から上映が開始され、5月22日(金)までの期間となります。上映時間については毎週変更する可能性があります。ご覧になる前にはどうぞスケジュールをご確認ください。                              フォーラム仙台上映スケジュール http://forum-movie.net/sendai/schedule/index.html

「小さき声のカノン」公式ホームページ http://kamanaka.com/canon/

                               [2014年/日本/1h59]

 この映画は2011年7月以降、鎌仲ひとみ監督がおよそ3年の月日をかけ製作・完成されました。ですが、通常とは違い、製作や配給・宣伝費用を賄うために実に多くの支援者から出資を募り、多数のサポーターによって資金面が支えられこの映画は生まれました。ネット上で賛同者から資金を募る「クラウドファンディング」という方法等で、国内だけでなく海外からも寄せられ、目標の500万円を上回る570万円が集まったそうです。http://kamanaka.com/canon/thanks/

 また、この映画は3月7日(土)の「フォーラム福島」や「渋谷シアターイメージフォーラム」での上映開始を皮切りに、全国各地でロードショーされています。3/13~福岡県北九州市「東田シネマ」(終了)、3/28~名古屋市「名古屋シネマテーク」(終了)、4/5~北海道浦河町「大黒座」(終了)、4/18~金沢市「シネモンド」、富山県氷見市「氷見キネマ」、群馬県高崎市「シネマテークたかさき」(いずれも5月1日終了)、4/24~山口市「YCAM」(終了)、5/2~横浜市「シネマ・ジャック&ベティ」、5/2~東京都渋谷区「アップリンク」、5/2~仙台市「フォーラム仙台」をはじめ、この後も、5/9~宮崎市、5/15~三重県伊勢市、6月~沖縄県宮古島市、6/6~大阪市「第七藝術劇場」、6/6~札幌市「シアターキノ」、6/13~長野県松本市、6/13~長野市、6/20~青森県八戸市「フォーラム八戸」、7/18~静岡県浜松市、7/25~鹿児島市、8/22~静岡市など、今後も各地での上映が予定されています。

この映画には著名な方々からもメッセージが寄せられています。http://kamanaka.com/canon/comments/ 同じように悩み、迷ってきた母親の一人です。
現実は厳しいけれど、お母さんたちの連帯から生まれる希望が描かれていることに、励まされました。この映画を通して、さらなる連帯が広がることを願っています。―俵万智(歌人)

 また、4月3日(金)の「渋谷シアター・イメージフォーラム」での鎌仲ひとみ監督とのトークゲスト、マイア・バルー(シンガー/マルチミュージシャン)さん。

日本とフランスの両方の文化の中で育ったマイアさん。
フランスでは、自分の考え方を主張することが大切だと教育されるが、日本は、和を大切にする。両方の文化によいところがあるけど、自分が思っていることを抑えこんでしまうのではなく、普段の会話の中で、恋愛の話や世間話と同じように、「放射能のこと、よく分からないけどなんか心配なんだー」という会話ができたらいいな、と思う。細かな差異で対立するのではなく、お互いの共通点を見つけて、大きな目的でつながっていきたい。

各地ローカル局での報道や新聞などでも取り上げられています。         石川テレビ放送 4月17日(金)「石川さん みんなのニュース・県内ニュース」より

2015年4月25日付け北陸中日新聞文化面http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/bunka/list/201504/CK2015042502000206.html

 2011年3月11日以降、未知の放射能汚染下での営みに加え、ベラルーシでの子どもの保養などの取材事例も重ねたこの映画製作や上映活動を、たくさんの方々が支え期待や関心を寄せています。マイアさんもおっしゃっているように大きな目的でつながっていくためには、この映画を通して共有できることは少なくないように感じております。福島県内は当然ですが、それ以外の宮城県仙台市内での上映も含めて、多くの方々にご覧いただければ幸いです。みなさま、どうぞお誘いあわせの上、劇場へ足をお運びください。

3.21(土) みやぎアクションのつどいで「いずみ」ブース出展します!

ダウンロードできます→みやぎアクションチラシ表 みやぎアクションチラシ裏

321(土)12:00~15:00 

       15:00~市内アピール行進

仙台市勾当台公園市民広場Googleマップ

『ふるさとを放射能から守ろう!3・21みやぎアクション』

 表題のつどいで「いずみ」のブースを出展いたします。12時~15時頃までの時間帯となります。いずみの活動紹介などをみなさまにお伝えさせていただく予定です。また、福島県からの当日ゲストで発言される予定のいわき市議会議員、佐藤和良さんが共同代表を務めておられる「原発事故被害者救済を求める全国運動」が呼びかけられている署名受付も行う予定です。みやぎなど福島県外にも対象者を広げて、甲状腺検診などの健康調査を実施することも盛り込まれた内容です(詳しくはリーフレットをご覧ください)。4年たった今もなお、過酷な被災状況下におられる多くの原発事故被害者の方々を支援する請願署名取組みへのご協力をよろしくお願い申し上げます。

主催:女川原発の再稼働を許さない!2015みやぎアクション                                                お問合せ先 E-mail hag07314@nifty.ne.jp  HP http://dkazenokai.blog.fc2.com/              フェイスブック   https://ja-jp.facebook.com/Stop.onagawagenpatu

原発事故被害者の救済を求める全国運動実行委員会                       HP http://act48.jp/index.php/2014-01-07-02-41-36.html

第二期署名解説 PDFはこちらリーフレット

菅谷昭さん講演会のお知らせ

315日(10:0012:00 開場9:30 参加費500円(中学生以下無料)

岩沼市民会館大ホール(map)

菅谷昭(すげのやあきら)氏講演会「原発事故にともなう健康被害の長期的課題」

  チェルノブイリ原発事故から5年後の1991年から甲状腺外科の専門医として、被災者の医療支援活動に関わり、1996年からはベラルーシ共和国ミンスク市の国立甲状腺がんセンターや、ゴメリ市のゴメリ州立がんセンターなどで小児甲状腺がんの外科治療サポートに携わられた、現松本市長の菅谷昭(すげのやあきら)さんが岩沼市内で講演を行います。チェルノブイリ原発事故汚染地域での医療現場で活動された経験から、不安をあおるのではなく事実を可能な限り伝えたいとお話されている菅谷さん。放射線による健康被害が科学や医学で十分に解明されていない現時点においてはチェルノブイリの現実から学んでいくしかありません、ともお話されています。日本は唯一の被爆国だと主張してきましたが、今回の福島原発事故では汚染水による海洋汚染など、自国内だけではなく、世界に対しても日本は加害者になってしまいました。(「原発事故と甲状腺がん」菅谷昭さん著 幻冬舎ルネッサンス新書より)

  私たちだけが使用する電気のために何倍・何十倍もの計算できないほどのツケを将来世代に残してしまいました。極めて困難な廃炉作業をはじめとして、放射線による健康影響のことなど将来にむけてたくさんのことを学び共有していくことが必要ではないでしょうか。大河原町にあるみんなの放射線測定室「てとてと」様など、宮城県南有志の実行委員会主催による講演会です。みなさまとご一緒に学ばせていただけましたら幸いです。

主催:菅谷昭講演会みやぎ実行委員会

お問合せ先:みんなの放射線測定室「てとてと」                           E-mail sokuteimiyagi@kni.biglobe.ne.jp   公式HP http://sokuteimiyagi.blog.fc2.com/

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3月7日(土)フォーラム福島で封切!「小さき声のカノン」

[2014年/日本/1h59]

鎌仲ひとみ監督メッセージ http://kamanaka.com/canon/about/

予告編  http://kamanaka.com/canon/news/information/265/

上映スケジュール http://www.forum-movie.net/fukushima/schedule/

「小さき声のカノン」公式HP http://kamanaka.com/canon/

ダウンロードできます⇒「小さき声のカノン」フライヤー


3月7日「神奈川新聞」電子版 https://www.kanaloco.jp/article/85121/cms_id/129842

「小さき声のカノン」特別先行上映会at手のひらに太陽の家

 〇いずみの企画ではありませんが、映画上映会のご紹介をいたします。

 上映終了後には鎌仲ひとみ監督のトークショーもあります!
 東京電力福島第一原発事故後から3年以上を費やし、たくさんの人たちの祈りや願いを一粒の結晶にするために制作が続けられていた、鎌仲ひとみ監督の最新作「小さき声のカノン」が完成しました。 公式ホームページ http://kamanaka.com/canon/
 公開が待ち遠しいですが、宮城県内でいち早く上映会が行われます。しかも、いずみの近距離保養プログラムの実施先でもある「手のひらに太陽の家」での上映です。カンガルーのおなかの袋のように、津波被災された方々やフクシマからの子どもたちをあたたかく包んでくれた「手のひらに太陽の家」。美しい旋律に満ち溢れるパッヘルベルのカノンのように、次のステップへ進むための希望のコードを感じることができるかもしれません。一足早くどうぞご覧下さい(要予約です)。
小さき声のカノン
日時:2015年1月18日(日)
     上映会  13:00〜15:00
     鎌仲監督トークショー 15:30〜16:30くらい
会場:手のひらに太陽の家 http://taiyounoie.org/
   (宮城県登米市登米町寺池辺室山17−1) 地図
参加費:中学生以上1000円、小学生500円、未就学児無料
お申し込み、お問い合わせ:手のひらに太陽の家 佐藤さま
              0220−23−9755、info@taiyounoie.org

2015年、一緒に歩いていきましょう

昨年もいずみのプログラムを通して様々な出会いやつながりが生まれたことを嬉しく思いますし、今年も引き続きそのようなお手伝いができるようスタッフ、運営委員一同祈りながら活動を続けていきたいと思います。また、いずみの活動に対して祈り、また献金というかたちでサポートしてくださったおひとりおひとりに心より感謝いたします。

福島第1原発の事故からもうすぐ4年。国がこの間言ってきたことは、「放射能はたいしたことないから安心してくれ」「いのちよりも大切なもの、守りたいものがあるから忘れてくれ」でした。わたしたちの多くも、震災前と大きく変わらない目の前の町並みと、自然と、人々の活気に、放射能のことを忘れたり、忘れたくなります。「もう大丈夫じゃないか」と。「人は恐怖の中に生き続けることができない」と誰かが言いましたが、その通りだと思います。事故直後は気にしていた食べ物も、「ちょっとくらいいいか」が「もういいか」に。その結果、数少ない忘れたくても忘れられない親(特に母親)は「”まだ”気にしている」、「神経質だ」と言われ、ますます追い込まれています。

だからこそ、いずみという「集まり、出会う場」を作りました。大きな力に揺さぶられ、放射能を忘れたい、向き合うことに疲れる私たちが、それでもなおこの問題に向き合いながら生きていけるように、今何が起こっているのかをただ冷静に、偏りなく見つめ、言葉で語り合うことができるように、”何よりも”いのちと人と人とのつながりを大切にするために、がんばらないこころとユーモアと、弱さを認め合えるやさしさを持ちながら、いずみの活動を続けていきたいと思います。一緒に歩いていきましょう。

2015年1月5日

日本キリスト教団東北教区放射能問題支援対策室いずみ 運営委員長 小林 休

冬季休暇のお知らせ

年末年始の12月27日(土)~1月4日(日)、「いずみ」はお休みいたします。急を要するご要件などございましたら下記連絡先へご連絡下さい。1月5日(月)より通常業務を開始いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

☎ 080-9639-2691    E-mail  izumi1136@i.softbank.jp