記念礼拝・講演のご案内

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2013年11月1日 小西望東北教区総会議長による礼拝説教

「3・11から6年~いずみとして、放射能被害への取組み~」

2011年3月11日の東日本大震災からまもなく6年。東京電力によると、福島第一原発2号機格納容器内においての調査で、最大650SV/h(誤差±30%)という放射線量値が推定されました(2017年2月15日公表)。その場にいると数十秒で死に至るレベルであり、誰も近づくことができない状況です。原発事故をうけての 原子力緊急事態宣言〈2011年3月11日(金)午後3-内閣官房長官記者会見〉も解除されず、放射能に汚染された環境下、ゴールすら見えず、いつまで向き合い続けなければいけないのかわからない中、放射線影響を受けやすいとされるいのちの防護を考え続けていく責任が私たちにはあります。

放射能問題支援対策室いずみは2017年4月より、第二期をむかえ新たな体制での活動に取組んで参ります。2013年11月1日に行われたいずみ開所式では、日本キリスト教団の長崎哲夫総幹事(肩書は当時)をはじめ、ご出席者から励ましのお言葉やメッセージをお寄せいただきました。市民の方々もご出席下さり、多くの方々がいずみの船出にお立ち合いいただきました。第二期に際して、記念礼拝の時間を持ちます。この間のみなさまのご支援・ご協力に感謝し、これからも、ご一緒にこの責任を分かち合い、ともに歩んでいただくことを願っております。礼拝・講演へのご参加はどなたでも歓迎いたします。ご参加お待ちしております。

記念礼拝 「3・11から6年~いずみとして、放射能被害への取組み~」

日 時: 2017年 3月25日(土) 13時~15時

会 場:東北教区センター「エマオ」3F大会議室
(仙台市青葉区錦町1丁目13-6・公共交通機関ご利用をお願いいたします)

プログラム:
礼 拝 保科隆いずみ室長福島教会牧師による説教
講 演 篠原弘典いずみ顧問(原子核工学専門家)による講演
演 題  「3・11から6年~いずみの活動のこれまでとこれから~」

予約不要、参加費は必要ありません。どなたでもご参加できます。

主催・お問い合せ先: 放射能問題支援対策室いずみ
☎ 022-796-5272(平日9時~17時)  E-mail izumi@tohoku.uccj.jp

「第28回多田謡子反権力人権賞」受賞(篠原弘典氏)記念行事のご案内


上映後、解説される篠原弘典いずみ顧問
2014年9月27日 仙台市エマオでの「A2-B-C」自主上映会にて

お知らせと記念行事のご案内です。

放射能問題支援対策室いずみ顧問である、篠原弘典(しのはらひろのり)さんが第28回多田謡子反権力人権賞を受賞いたしました(選考理由)
この賞は過去に、高木仁三郎氏(故人)や小田原紀雄氏(故人)、宋神道氏、韓国の原爆被害者を救援する市民の会、VAWW-NETジャパン、靖国神社合祀拒否訴訟・韓国人原告団、根津公子氏、救援連絡センター、志布志・住民の人権を考える会、上関原発を建てさせない祝島島民の会、袴田巌氏、山城博治氏など、自由と人権を擁護する活動をしたとされる個人、団体に贈られてきました。
多田謡子反権力人権基金公式サイト
2016年12月17日 授賞式の様子(東京都内)

東京での授賞式典とは別に、氏の受賞を分かち合う地元仙台での記念祝賀会が企画されました。どなたでもご参加できます。よろしければご参加下さい。

「第28回多田謡子反権力人権賞」受賞祝賀会 in Sendai

■日 時:2017年 2月19日(日)16:50~20:00(16:20開場)
■会 場:仙台市情報・産業プラザ セミナールーム 2 (仙台駅前アエル6階)
■参加費:2000円(記念講演のみは500円)
■参加・お申込み方法:
要申込み。お名前、電話番号、所属(あれば)を2月15日まで、下記にご連絡下さい。
■参加お申込み・問い合わせ先:
Fax 022(284)6973  E-mail tatara@mamma.coop(多々良さま)
詳しくはこちら→ご案内

■呼びかけ人
岡崎 トミ子さん(元参議院議員)
鈴木 宏一さん(女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション代表/弁護士)
阿部 美紀子さん(女川から未来を考える会代表/女川町議会議員)
布田 秀治さん(放射能問題支援対策室いずみ運営委員長/牧師)
多々良 哲さん(女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション世話人)

「東北教区・第二期全国募金」ご協力のお願い

箕面教会のみなさまからのクリスマスカード
箕面教会のみなさまからお届けいただいたクリスマスカード

みなさまからのお祈り、ご支援・ご協力によって活動することができた1年でした。1件、1件、お一人お一人にご挨拶できず大変申し訳ありません。5年以上たっても被災地で苦しむ方々、孤立せざるをえない方々を覚え、変わらずにご支援いただいていること、心から感謝申し上げます。本当に、本当にありがとうございます。
福島県をはじめ、原子力災害の影響下にある被災地での支援活動は今後も長期的に行っていきたいと関係者一同願っております。つきましては以下、ご覧下さり、2017年以降も引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

12月、東北教区が全国募金(第二期)を始めました

2011年3月11日の震災発生以来、国内だけでなく、世界中より、ご支援いただきありがとうございました。この間、日本キリスト教団は救援対策本部を立ち上げて下さり、「被災者支援センター・エマオ」、そして、「放射能問題支援対策室・いずみ」それぞれの活動を安定的に底支えしていただくという、大変大きな役割を担って下さいました。しかし、震災から6年となる、2017年3月末をもって救援対策本部は閉じられます。

被災教区である東北教区は「放射能問題支援対策室・いずみ」、「被災者支援センター・エマオ」の働きを、規模を縮小しつつも2019年3月まで継続していくことを、2016年5月の教区総会で決定しました。

2017年度予算は、いずみ・エマオともに、2016年度比で大幅に圧縮しました。同時に、いずみ・エマオの活動を支えるための全国募金(東北教区 東日本大震災救援を続けるための募金B 第二期)へのご支援をもう一期お願いすることとしました。(2017年10月末日まで)

事故原発である福島第一原発1号機から4号機について、東京電力を中心に様々な廃炉計画が作られているようですが、事故自体の終息すら見通せず、既に環境中に出てしまった放射能の影響は今後も長く残ります。事故や放射能影響に関する健康不安を感じておられる方々への甲状腺検査や保養、医師による健康相談や住み慣れた土地に帰れない方々への傾聴訪問など、核災害については引き続き長期的なご支援が必要です。とりわけ子どもたちの健やかな成長を願う方々と力をあわせて、甲状腺検査を柱に取組んでいきたいと、私たち「いずみ」は考えています。

熊本・大分地震、台風10号による岩手県岩泉町での豪雨被害など、課題が多く心苦しいのですが、大震災や原子力災害を風化させないためにも、日々のお祈りの中に覚えていただけましたら幸いです。 ご理解とご協力くださり、この働きをお支えくださいますよう心よりお願い申し上げます。

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振替用紙(赤)がお入用の場合、いずみ事務局までご連絡をお願いいたします。
また、『会堂・牧師館再建復興貸付金を受けた教会の返済支援のお願い』(東北教区 東日本大震災救援を続けるための全国募金A 第二期)も募っています。よろしければ、併せて、お支えくださいますようお願い申し上げます。

日本キリスト教団東北教区放射能問題支援対策室いずみ 運営委員・スタッフ一同
E-mail izumi@tohoku.uccj.jp(いずみ事務局)

冬季休業のお知らせ

いつも、いずみのホームページをご覧いただきありがとうございます。
冬季休業のため、下記の期間、誠に勝手ながら業務をお休みさせていただきます。

【休業期間】 2016年12月29日~2017年1月4日

よろしくお願いいたします。

ほっこり通信No.5 from Kyoto

ほっこり通信No.5(表紙)ほっこり通信No.5(うら)

京都府内で保養受入や避難・移住支援に取組む有志の方々が作成・発行しておられる「ほっこり通信」最新号の第5号をお届けいただきました。〝保養″〝避難″という選択肢が必ずしもよしとされない状況下、このような取組みを続けていただいていることに感謝申し上げます。被災地から京都へ今も避難されている方々、もしくは、今後、京都へ移住(保養)しようかな・・・、必要と思われる検診や健康相談、住居や地域情報いっぱいの手作りのミニコミ情報誌です。情報だけでなく、ゴー!ゴー!ワクワクキャンプに取組んでいるスタッフなど、ハートフルな想いがいっぱいつまった通信です。希望者の方にお配りします。読んでみたい、ご興味ありましたらいずみ事務局までご連絡下さい。(画像左:表紙、右:うら表紙)

いずみ事務局メール izumi@tohoku.uccj.jp

丸森町でのお話し会のお知らせ

橋本俊彦先生のお話し会チラシ

丸森町でのお話し会のご案内をいただきましたのでお知らせいたします
詳しくはチラシをご覧下さい。お問合せなどは下記連絡先へお願いします。

■日時  9月4日(日)10時~

■場所  丸森町和田コミュニティーセンター

■講師  橋本俊彦 氏
1956年福島県生まれ。鍼灸師。東京医療福祉専門学校卒業。
鍼灸学校在学中に東京のほびっと村で快医学と出会う。
福島県三春町にて「はしもと治療室」を開設。
震災後、松本市に拠点を移して快医学健康相談と講座を開く。
子どもたちが被曝を避けることを目的にまつもと留学基金の設立に関わる。
5年後、10年後に福島の子どもたちと大人たちが健康に暮らせるように
自然医学の視点から支援を継続。

■連絡先 八巻様 090(5846)9868

夏季休暇のお知らせ

8月15日(月)~8月16日(火)、夏季休暇とさせていただきます。この間、急を要するご用件などございましたら下記連絡先へご連絡下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

8月17日(水)から通常業務に戻ります。

☎ 080(9639)2691
E-mail  izumi1136@i.softbank.jp

ベラルーシ訪問ツアー報告 in 福島

20160212・13 FoEjapan【ベラルーシ訪問ツアーメンバー
による報告・ミニセミナー】

「ベラルーシと福島  子どもたちの保養とヘルスケア」

【福島報告会】
日時:2016年2月12日(金),13日(土)
両日ともに10:30~12:30
会場:福島市こむこむ4F 企画展示室 (地図 

【郡山報告会】
日時:2016年2月13日(土)18:30~20:30
会場:郡山市教職員組合2F (地図

内容:
福島健康調査からみる小児甲状腺がんの現状
保養の重要性(ベラルーシの保養・放射能測定などの状況)
FoE Japan主催保養「ぽかぽかプロジェクト」の報告

参加費:いずれの会場も無料・お子さん連れ歓迎

福島会場のみ、ベラルーシ視察に同行した八島千尋(東北芸術工科大学日本画コース2年)さんの絵画作品展示もあります。2月11日(木)~14日(日)9:30~18:30 ぜひご覧ください。
『Future~ベラルーシの子どもたちを描いた絵画展~』http://yaho604.wix.com/future

主催・お問合せ:国際環境NGO FoE Japan(担当:吉田さま)http://www.foejapan.org/energy/evt/160212.html
Tel:03(6909)5983 Email : info@foejapan.org

2月6・7日 「福島 こころつなぐ広場」

20160207 おもて20160207 うら

放射能と向き合いながら暮らす人たちの出会いの場が設けられます。
別会場ですが、6日には「ほよ~ん相談会」もあります。どうぞお出かけください。

もういちどつながろう 「福島 こころつなぐ広場」

【呼びかけ人】福島連携復興センター、銀河のほとり、ビーンズふくしま、カーロふくしま、飯坂サポーターズクラブ、伊達市のお母さんたち、セーブザチルドレン、アースエンジェルス、鈴木真理、平井有太、今泉君枝、藍原寛子、佐藤洋、鈴木亮(敬称略)

●日 時: 2月7日(日)10時~16時
●会 場: チェンバ大町内 福島市市民活動支援センター3F「ふくさぽ」(地図
●映 画: 「小さき声のカノン」上映(10時30分~)鎌仲ひとみ監督のお話会(13時30分~)
●出 店: 保養相談、野菜販売、フォルクローレ、古着(カンパ)、コーヒー、EM紹介、
食べ物、竹細工、書籍販売、健康相談、放射能の測定相談、その他
●参加費: 映画「カノン」は前売り1000円・当日1500円 高校生以下無料 お話会も無料
前売り券のことなど詳しくはチラシなどをご参照ください。

2月6日(土)19時~同会場で前夜祭   映画「むすんでひらく へっついの家」(2013年/関久雄制作/62分)        佐渡保養のドキュメンタリー映画・無料

主催:福島 こころつなぐ広場実行委員会
お問合せ先:080(3347)7126 辺見さま
tae-elyzion@mbg.nifty.com

ご支援・ご協力ありがとうございました 

 2011年3月11日に発生した福島第一原発事故により、環境中に放出された夥しい量の人工放射能。今尚困難を極める汚染水対策・過酷な被ばく労働や「除染」、故郷喪失やコミュニティー崩壊、第一次産業をはじめとする生業補償、避難者への限定的な生活補償・子どもの甲状腺検査など、ひとたび放射性物質拡散が起きてしまうと、避難区域に指定されたエリアにとどまらない生活圏においてすら、4年以上たった今も放射能の危険性は除去できず、人為的な現状回復が極めて難しいことが改めてわかってきました。

 ギリシャ神話では「パンドラの箱を開いてしまった後、すぐに閉じられ希望が残った」とありますが、”原子炉”というパンドラの箱を開いてしまった現代のわたしたちはすぐに閉じることはできません。何十年かけてもできるかどうかわからない未踏の世界です。

   この原子力災害をなかったことにせず、また、事故前の20倍、20mSV/年という公衆被ばく線量を引き上げた国などの線引きを無前提に受容するでもなく、人工放射線の生体影響を過小評価することなく、事実を長期的に観察し受け止めるべく、「いずみ」はこの一年間取組んで参りました。福島県内に限らず、周辺地域の一つである宮城県内も低線量被ばくを避けられない状況が続いています。本年1月18日(日)から12月20日(日)まで、合計13回、およそ700人弱の甲状腺エコー検査を実施しました。子どもを中心に、事故直後の初期被ばくなどの影響が表れやすいといわれる甲状腺の状態を確認する活動です。さらには、医師によるミニマルな健康相談、親子保養プログラム、避難者の方への傾聴等、いずれも生命が脅かされる可能性のある、原子力災害に対する社会的な取組みが不十分に思われる中、今後も継続されるべき取組みであろうと捉えています。

 これらの活動を支えていただいているみなさまお一人お一人に深く感謝申し上げます。 遠くて直接のお手伝いはできないけれども、献金や会費をお寄せいただく方、報告会などでお集まりいただく方々、4年以上たっても関心を持ち、祈り続けていただいているみなさま、ありがとうございます。また、日頃よりご協力いただいているみなさま、ありがとうございます。

みなさまに感謝し、みなさまのご多幸を祈念いたします。
2016年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

日本キリスト教団東北教区放射能問題支援対策室いずみ スタッフ一同