1477筆に上る署名を提出しました

トリチウム汚染水の海洋放出に反対する署名を集約団体に提供いたしました。原発事故から9年半もの月日が経ちましたが、今も事故影響を忘れず、呼びかけに応え、全国からたくさんのご署名をお寄せいただきありがとうございました。

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8/31 実行委員会事務所にて(右:いずみ事務局長 服部)

この署名について、「2020 原発のない福島を!県民大集会」実行委員会は第一次分として、8/27、経済産業省に203,389筆を提出しました。(下:提出の様子)

経済産業省署名提出
出典:「2020 原発のない福島を!県民大集会」実行委員会

その後も山のように署名が集まっていることから、9月末まで署名期間を延長され、第二次提出が設定されました。署名については今からでも間に合います。
こちら(オンライン署名)をどうぞご利用ください。

9月3日には、市民主催による、経産省との意見交換会が行われました。以下は、「これ以上海を汚すな!市民会議」提供動画(会の様子)です。

放射能で汚染された地域において、事故前の営みを回復するにはまだまだ多くの課題が山積しています。多くのみなさまとの対話や合意形成を経て、陸上保管等の対応が再検討、決められるよう、引き続きご理解、ご協力をお願い申し上げます。

甲状腺エコー検査 in せんだい(with あいコープみやぎ)

定員満了のため募集は終了いたしました(9月3日)

検査を希望する方を募集します。(無料・要予約)
リピーターもどうぞおいでください。保護者さま(付添者)の検査も承っています。


あいコープみやぎキャラクター パスちゃん

予約のご検討にあたりましては、こちら(ご協力のお願い)をご覧ください。規模縮小など、十分な感染症予防対策を行いますのでご安心しておいでください。みなさまのご理解・ご協力をどうかよろしくお願いいたします。

おもて
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《甲状腺エコー検査 in せんだい》
主 催:いずみ、共 催:生活協同組合あいコープみやぎ

日 時:9月12日(土)-13日(日)
12日(土)は10時~16時、13日(日)は8時半~11時半

会 場:あいコープみやぎ日の出町センター(宮城野区日の出町3-4-17)

検 査:寺澤政彦医師(てらさわ小児科)、溝口由美子医師(光ヶ丘スペルマン病院小児科)

対 象:7才以上~28才以下の方、および、付添者(保護者など)
定 員:先着60名程度
機 器:GE社製LOGIQe

ご予約方法:ご希望の保護者さま、ご本人さまは下記連絡先へお申込み下さい。

※おそれいりますが、感染症の流行状況により、検査会中止等の可能性があることをあらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。

定員満了のため募集は終了いたしました(9月3日)

お申込み・お問い合わせ先:放射能問題支援対策室いずみ
☎ 022-796-5272 (平日10~16時)
E-mail izumi@tohoku.uccj.jp

原爆投下75年~「黒い雨」被爆者訴訟・広島地裁判決が現代社会に投げかけるもの

広島地裁へ提訴(2015/11/4)
出典:「黒い雨」訴訟を支援する会(2015年11月4日 広島地裁提訴の様子)

「黒い雨」を浴びて健康被害が生じたのに、国の援護対象区域外を理由に、広島市・県が被爆者健康手帳の交付申請を却下したのは違法として、住民84人が却下処分の取り消しを求めた訴訟判決(要旨)があり、広島地裁の高島義行裁判長は全員の却下処分を取り消し、被爆者と認めて手帳を交付するよう命じました。

「黒い雨」訴訟・広島地裁判決についての声明
20200729 「黒い雨」訴訟原告団・弁護団、「黒い雨」訴訟を支援する会

「黒い雨」区域外も被爆者認定 広島地裁、初の司法判断(20200729 日本経済新聞)

「黒い雨」全面勝訴 84人全員を被爆者認定 援護区域見直し迫る
広島地裁、初の司法判断
(20200729 中國新聞デジタル)

黒い雨訴訟で原告勝訴 国は広く被害者の救済を(20200730 毎日新聞社説)

「全員救済につながる」 長崎の原告団も「黒い雨」判決を歓迎(20200729 西日本新聞)

日本が中華民国やアメリカなどと武力で争っていた戦争末期、1945年8月6日・広島、 8月9日・長崎、アメリカ軍は原子爆弾「リトルボーイ」「ファットマン」を投下しました。爆発時だけでなく、その後も原爆投下を起因とする放射線被ばくは続きました。放射線障害を積極的に調査・公表しなかったり、「被害者(=被爆者)」として認定されない人為的要因(不適当な制度設計、線引き)のため、放置されてきた深刻な被害がようやく認められ、救済への道が開かれました。被告の市や県、国は控訴せず、原告の方々への早急な支援実施が行われるよう切望します。

この司法判断は、「黒い雨」を浴び、放射線障害が認定された原告84名にとどまらず、2011年の東京電力福島原発事故により生じた広域的な放射能汚染について、国や行政などによる支援のあり方や、支援対象地域の妥当性にも深くかかわるものです。

核兵器に限らず、核エネルギー利用や原発事故にともない生じる、あらゆる被ばく者救済へとつながることを願います。

お亡くなりになられた数多のヒバクシャの安らかな眠りを祈りつつ。

日本キリスト教団東北教区放射能問題支援対策室いずみ 事務局長 服部賢治

夏季休暇のお知らせ(いずみ事務局)

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暑中お見舞い申し上げます。

登り竜のように、この数日、気温が上昇しています。くれぐれもご自愛ください。

夏季休暇のため、下記期間、誠に勝手ながらお休みさせていただきます。
【休業期間】 8月8日(土)~8月16日(日)

期間中、急ぎのご用件の方はこちらにご連絡ください。よろしくお願いいたします。

甲状腺エコー検査 in しろいし

白石市内検査会にて、検査を希望する方を募集します。(費用無料・要予約)
市内や近郊在住のご家族、リピーターの方もどうぞおいでください。

予約のご検討にあたりましては、こちら(ご協力のお願い)をどうぞご覧ください。十分な感染症予防対策を行いますのでご安心しておいでください。ご理解・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

おもてうら

《第70回 甲状腺エコー検査 in しろいし》

日 時: 2020年 7月26日(日)13時~15時

会 場:白石市ふれあいプラザ(JR白石駅から徒歩8分程度・map

検 査:寺澤政彦医師(てらさわ小児科・仙台市)

対 象:7才以上~28才以下の方、および、付添い者(成人可)
定 員:先着若干名
費 用:無 料
機 器:GE社製LOGIQe

ご予約方法
ご希望の方(保護者・ご本人 様)は下記連絡先へお申込み下さい。

主催・お申込み・お問い合わせ先:放射能問題支援対策室いずみ
☎ 022-796-5272 (平日10~16時)
E-mail izumi@tohoku.uccj.jp

甲状腺検査会再開にあたって

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今年4月以降、開催を控えておりました甲状腺エコー検査会を再開いたします。治療薬の開発等、新型コロナウィルスによる感染症が克服された訳ではありませんが、放射能による健康影響も慎重に見守る必要があるため十分な感染予防対策を行い、受検者のみなさまには安心して検査を受けていただける環境を整備いたします

これまでの検査会との大きな変更点は、規模縮小・時短、接触機会の大幅な低減です。また、みなさまのご協力により感染リスクを極めて低くできると認識しています。

受検をご検討のみなさまにおきましてはこちら(ご協力のお願い)をどうぞご覧ください。詳細はご予約時にご案内いたしますが、ご不安ある場合などは遠慮なくどうぞご相談、お問い合わせ下さい。

受検者、ご来場者みなさまや関係者全員が安心して過ごせる(検査を受けられる)よう、みなさまのご理解・ご協力をどうかよろしくお願い申し上げます。

※おそれいりますが、検査会間近の流行状況によっては、見合わせや中止の可能性があることをあわせてご了承いただきますようお願い申し上げます。

お問い合わせ:放射能問題支援対策室いずみ
☎ 022-796-5272 (平日10~16時)
E-mail izumi@tohoku.uccj.jp

放射能に脅かされない平和な社会をつくりましょう~署名ご協力のお願い(2種類)

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現在、「いずみ」では、賛同の上、2つの署名へのご協力をお声がけしています。(既に、数百筆をこえるたくさんの署名をお届けいただきありがとうございます!)

ひとつは、福島原発敷地内のタンク内に保管されている、いわゆる「放射能汚染水」について、慎重な取り扱いを求めるものです。

詳しくは呼びかけ団体署名サイトをどうぞご覧ください。

トリチウム汚染水放出(※)のため、海が汚染され、健康への影響が指摘されています。
白血病死亡率増加(2019年3月の壱岐新報記事)
西尾正道氏インタビュー(2019年12月 日刊ゲンダイDIGTALより)
※トリチウム水は原発の営業運転時においても海などに垂れ流されています。

溶融デブリ冷却に伴い生じた汚染水については、長期陸上保管が可能、妥当(ベター)ではないかという技術的検討・提案もなされています。
動画(デモクラシータイムス・原子力市民委員会提供)

そして、この間、海洋放出でなく、慎重な取り扱いを求める声が相次いでいます。
福島県漁連意見書浪江町町長メッセージ原子力市民委員会声明
報道(福島民報)報道(河北新報)報道(東京新聞)

もうひとつは、女川原発2号機の再稼働をしないように求めるものです。呼びかけ団体のひとつによる署名サイトはこちら(署名用紙)です。

いずれも経済産業省が、そして、女川原発2号機については原子力規制委員会での審査終了後、当事者性に乏しい宮城県当局が「地元」での手続きを推進しています。
1.審査概要
2.手続きのイメージ・6/22 村井嘉浩宮城県知事記者会見より
3.動画 12分30秒~28分ごろ(質疑応答含む)・2と同じ、
4.テキスト (上記3の文字起こし)

これら2件については、とり返しがつかない大切な事にもかかわらず、いずれも形だけ、アリバイ的な手続きを行い、市民・住民との合意形成が非常に乏しいものです。

みなさまおひとりおひとりの声を関係機関に届けていきたいと願っています。

8月末集約まで、引き続き、ご理解、ご協力をどうかよろしくお願い申し上げます。

放射能問題支援対策室いずみ E-mail izumi@tohoku.uccj.jp

お見舞い(各地での豪雨・洪水など)

ささやかな営みが突然失われてしまうほどの自然災害やCOVIDー19による影響が続いています。とりわけ、7月に入り、九州各地をはじめ、過去に経験したことがないような豪雨や洪水が発生しています。被災されたみなさまがどうかご無事でありますように。そして、みなさまのご健康が守られますよう心よりお祈り申し上げます。

ニュースレター第14号

ニュースレター第14号を発行しました。
どうぞご高覧下さい。(全14ページ)

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クリックすると拡大します(A4 12ページ)

この間(2019年10月~2020年3月)のご支援を誠にありがとうございます。
第14号感謝報告(A4 2ページ)

既にお伝えしておりますように、甲状腺検査会等の主要な活動をしばらく見合わせていただく予定です。新型コロナウィルス感染症に関する影響のため、今後の見通しが立ちませんが、まず何よりも、みなさまのご健康が守られますよう心よりお祈り申し上げます。どうかどうかご自愛されお過ごしください。

事態が落ち着きましたら「いずみ」の活動を思い出していただけましたら幸いです。

これからもよろしくお願い申し上げます。

チェルノブイリ原発事故から34年、福島原発事故から9年を経て(事務局長談話)

ホームページご訪問や閲覧をいつもありがとうございます。

4月に入り、チェルノブイリ原発周辺の森林火災について一部メディアで報道されていますが、詳しくはよくわかりません。高濃度汚染地域のため、事故から34年たった今も、一般的な森林火災とちがい特別な注意を払う必要があるものと思われます。

核について、何百・何千・何万年も向き合っていかなければならないように、新型コロナウィルス感染症についても否応なく向き合わざるをえない状況となっています。

信頼や愛、平和、という大切な価値・概念を失わず、尊いいのちを支えあうために、正面から、向き合い方を話し合い、つくっていくことが必要ではないでしょうか。

排除や対立、拒絶を乗り越えるために。

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    事務局長談話