「A2-B-C」上映会終了しました。隣りの県での事なのに、知らない事があまりにもたくさんあることに胸がザワザワせずにはいられませんでした。上澄みだけしか知らされていない現実をたくさん感じました。放射能災害そのものの怖ろしさ、というよりはそれを覆い隠そうとする作用(それは意図的であったり、見て見ぬふりであったりetc)、人間の所業への信頼を失いかねないことの空恐ろしさに震えました。どうして知らなかったのか。知ろうとしなかったのか、それとも知らされなかったのでしょうか。3・11以前、「原発は絶対安全だと神話化されたようなこと」が再び繰り返されてはいないでしょうか。この地での被ばくは今も現在進行形です。「このクニ大好き」とお話されている、日本在住のアメリカ人監督イアン・トーマス・アッシュさんが制作されたこのドキュメンタリー映画は、3・11後を生きる私たちにとって、なくてはならない大切なものの一つだと思います。会場を埋め尽くすほど詰めかけていただいた皆様、ありがとうございました。今後も各地での上映が企画されております。より多くの方々にこの映画が、(福島の)ちいさな声が届きますように。