ニュースレター第6号

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 ニュースレター第6号を発行いたしました。どうぞご覧ください。
→ニュースレター 第6号 (A3見開き4ページ)

 毎年、冬になる前、木々の葉が色褪せ木枯らしに散ってゆくこの季節、また、あの季節を迎えるのだと少しづつ感じ始めます。震災から4年と7ヵ月の月日を数えました。仙台市中心街では、ブルーシートで屋根を覆っていた家屋や外壁が崩れていた建物など、すっかり見かけなくなりました。一見、記憶の向こう側だけにしかあの大震災が存在しないかのような「日常」です。しかし、事故サイトから放流出した見えない放射能が大地や空、海を汚染しました。人為的には拭いがたく、汚染が刻みこまれた時間が未だ続いています。
   原子力発電による電気を発電、使用して(させられて)いた方々、とりわけ都市生活者にとって、「3・11」はそれ以前とそれ以後を分かつ、決定的な変化をもたらすきっかけにしなければならなかったのではないでしょうか。放射能に怯え暮らしていくような、未来に負の遺産だけを遺すようなことでよかったのか。これから大きくなる子どもたちや未来の人々による審判、何より地球や天体という環境に問われることになるでしょう。

   今号では、二人のお子さんを養育されているお母さんから寄せていただいた手記をご紹介させていただきました。いずみ」は放射能汚染に不安を覚え、苦しまれている方々のお支えになれるよう、祈り活動して参ります。これからもよろしくお願いいたします。

   尚、印刷物をご要望の場合、ご遠慮なく「いずみ」事務局までお問合せ・ご連絡ください。