このところの日差しは夏のようですね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。5月30日(土)、31日(日)の2日間、「いずみ」は放射能に不安を覚える親子を対象とした保養プログラムを実施しました。放射能汚染による制限的な生活が続く中で、①放射線量の低い地域で一時的にでも被ばくを避けること ②汚染されていない食事摂取などによって、(摂り込んでしまった)身体中の放射性物質の排出に努めること ③子どもの成長段階においては野外活動が欠かせない、などの認識に基づき保養活動を行いました。
滞在先である、宮城県登米市登米町「手のひらに太陽の家」。http://taiyounoie.org/ 一つ屋根の下、参加者・スタッフ、同じ釜のご飯を食べ、大きな家族のように過ごしました。
国より厳しい基準で放射能測定に取組んでいる「あいコープみやぎ」//www.mamma.coop/ さん提供の食材を使用し、管理栄養士スタッフによる手作りのお料理をお出ししています。
好天にも恵まれ、思う存分外遊びする子どもたちの様子をみんなで見守ります。
たくさん食べ、友達とたくさん遊び、ワクワクした子どもたちの時間や笑顔が何よりの希望のように感じられます。暗い政治や権謀と対局にある日常から、未来への贈り物をこれからも一緒に探し続けてゆきたいです。保養プログラム参加者のみなさま、お疲れさまでした。
最後に、参加した保護者の方からいただいたメッセージをみなさまにお伝えいたします。 「国や県で保養にお金を出して、子供達全員が保養の必要性のもと行ければいいなと思います。親の考え方、働いている人、保養に行けない人の差がなくなるには行政のもと進めないと、一部の人だけ保養に出る現実のままだと思います。現実難しいですね。」(以上、参加者アンケートより)
保養実施にあたってサポートいただいた関係者のみなさまには心より感謝申し上げます。