ニュースレター特別編集号を発行しました

 大地は新緑にあふれ、空高く乾いた空気が心地よい季節となりました。いつも被災地のことを想いつづけ、心から祈り、厚いご支援を賜っていますみなさま、この乾いた風にのせ、「ありがとう」というお礼の気持ちをお届けしたく思う今日この頃です。みなさまからのご期待・ご要望に応えられているばかりではありませんが、「いずみ」の取組みや放射能汚染について、何よりもご不安を抱かれていたり、支援を必要としておられる方々のご様子など、少しずつではありますがお伝えしてまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 この度、ニュースレター特別編集号を発行いたしました。どうぞご覧ください。         いずみニュースレター 2015年春・特別編集(A4両面)

 ニュースレター オモテ面の第13回甲状腺検査については、3月14日付河北新報朝刊16面にて、ウラ面の避難者交流については3月17日付読売新聞朝刊の地域面にそれぞれ掲載していただきました。よろしければあわせてご覧ください。                    20140314 河北新報朝刊16面    20150317売新33面(地域面

2014年7月三春町にて2014年11月三春町にて           いずれも2014年 福島県三春町仮設住宅にて   日々制作されたかごの一部

 原発事故により全村避難となり、福島県葛尾村から同三春町へ避難され続けている方々と、宮城県山元町での津波被災のため仮設住宅でお住いの女性たちが共同制作した作品展示が3月に仙台市内で行われました。恋のキューピットではありませんが、この展示企画までのプロセスにおいて「いずみ」や「あいコープみやぎ」さんがお手伝いさせていただきました。放射能汚染は人為的な思惑を超越して拡散し、容易には減衰しませんが、長期間に及ぶ困難な状況にあっても、これまでに培ってきた手仕事などを通して心触れあわされたこの稀有な光景を、みなさまにぜひお知らせさせていただきたく今特別号を作成いたしました。日夜問わず低線量被ばくに晒されている汚染地域において、毎月11日だけではありませんが、繰り返し思い出してしまう辛い出来事が、関わり支え合う中で少しずつでも喜びあえるよう変っていくように、これからの日々を大切にしあいたいと感じております。ごゆっくりお読みいただければ幸いです。

2014年12月かご製作風景

 なお、後日訂正いただきましたが、3月14日付河北新報記事中、仙台市の小児科医大塚純一さん、とありますが正しくは福岡県古賀市です