追悼と平和への祈り

2011年3月11日、東京電力福島第一原子力発電所での過酷な炉心溶融事故により着の身着のまま避難しなければならなかった人々がおられました。津波に巻き込まれたり、行方不明のご家族や友人・知人を探したくても高濃度の放射能汚染のために断念せざるをえない方々がおられました。その後も現在に至るまで人が住めないほどの汚染地域があり、故郷を喪失された多くの方々が存在するなど、私たちは核(原発)事故の怖ろしさと数えきれない苦難と悲しみに直面、体験してきました。

今また、核の脅威に世界は直面しています。報道によると、ウクライナ国内にある稼働中の原発が軍事攻撃、強制占拠され、偶発的な核事故や意図的な核施設破壊の危険性が高まっています。それどころか戦争当事国の核兵器使用すら危惧されます。

二度と核惨禍が引き起こされないよう、11年前の大震災や核(原発)事故によりお亡くなりになられた多くの御霊とともに祈ります。

ロシア軍侵攻の即時停止とウクライナ和平を求める事務局長談話

日本キリスト教団東北教区放射能問題支援対策室いずみ 事務局長 服部 賢治

20200224 帰還困難区域かんばん