お仕着せの復興ではない、対話により築かれる未来を

2017年9月 ある避難者の手記(原発いらないふくしまカレンダー2018より)
出典:「原発いらない ふくしまカレンダー2018」より

上記ファイルは夢を抱いて福島県いわき市での新居に暮らそうとしていた矢先に核(原発)事故に遭い、遠く高知、岡山に避難された方の手記です。

人災である東京電力福島第一原子力発電所事故によって、夥しい人々の運命が翻弄され、強制避難指示区域に限らず避難された方々、留まられている方々、福島県外であるからと、支援格差により置き去りにされた方々、今なお、居場所を失い彷徨い、痛みを覚え続けている方々は未だ少なくありません。

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放射性廃棄物を詰め込んだフレコンバックを掘り返したある小学校の様子(2018年12月 福島市内)

不明瞭な初期被ばくによる将来への健康影響への不安や放射能汚染下での営みが続いています。目を覆いたくなる大きな出来事を前にして、時間はかかっても、ともに歩み、笑顔で振り返ることができることを祈ります。

2018年の一年間、いずみは医師をはじめとする多くのみなさまのご支援をいただき、宮城県内において620名への甲状腺エコー検査を実施することができました。旧年中のご支援、ご協力を心より感謝申し上げます。

2019年もご指導、ご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

日本キリスト教団東北教区放射能問題支援対策室いずみ 事務局長 服部 賢治