絵本の紹介 「男の子は強くなきゃだめ?」 「りつとにじのたね」

文/ジェシカ・サンダーズ
絵/ロビー・キャスロ
訳/西田佳子
すばる舎
2022年4月21日発行

すべての子どもが安心して自分らしく生きてほしい!という願いがこめられた絵本です。毎日の生活の中でいろいろなつらいシーンに出くわした時の気持ちの出し方についても触れています。
ありのままでいたいという自分の思いを大切にし、私たちがお互いを大切にしあい、希望をもって育ってゆける社会に近づきますようにという祈りを込めて紹介します。

文/ながみつ まき
絵/いのうえ ゆうこ
リーブル出版
2016年7月27日発行

かわいいものが大好きなくまの男の子のりつ。りつが「にじのくに」に出会い、手にした「にじのたね」によってりつは何を感じていくのでしょうか。それを受け止める同級生たちは? 
私たち一人一人がお互いのちがいを大切にし、だれかの「にじのたね」になれますように。すべての子どもたちが安心して育ってゆける社会に近づきますように、という祈りとともに紹介します。

子どもの教会からのメッセージ月間より

2022年度第2回目の子どもの教会からのメッセージ月間が始まりました。

初回は小浜 耕治さん(教会員)の「希望をもって育ってゆける社会へ」でした。小浜さんはセクシャリテイに関する活動をされています。「自分らしさの性」を大切にし、それぞれの違いを受け止め合うことを神さまはよしとしてくださっていると語りついでくださいました。

メッセージを聴く私たちに「今日のメッセージを伝えていってほしい」と話されました。メッセージのレジュメを掲載したいと思います。

2023年2月19日(日)礼拝のご案内

子どもの教会メッセージ月間

日時 2023年2月19日(日)10時30分~11時30分ごろ

メッセージ:鈴木 凪子さん(いずみ愛泉教会教会員)
      「パレスチナを覚えて」

聖書:エフェソ2章14節-16節

讃美歌:561  424

ぜひ、お誘いあわせの上、いらしてください。

2023年2月12日(日)礼拝のご案内

子どもの教会メッセージ月間

日時 2023年2月12日(日)10時30分~11時30分ごろ

メッセージ:小浜 耕治さん(いずみ愛泉教会教会員)
      「希望をもって育ってゆける社会を」

聖書:使徒言行録15章14節-21節

讃美歌:470 これも讃美歌509

ぜひ、お誘いあわせの上、いらしてください。

絵本の紹介「くつやのまるちん」

原作:トルストイ 絵:かすや昌宏
   文:渡 洋子  至光社

今回は、「くつやのまるちん」を紹介します。

この絵本はクリスマスを迎える時期に手に取る方も多いのではと思います。また、原作の「愛あるところに神あり」の短編小説を読んだことがある方も多いと思います。

いずみ愛泉教会子どもの教会では、クリスマス礼拝の日に「子どもメッセージ」として、劇に取り組んできました。

降誕劇の他に「くつやのまるちん」にも二度ほど取り組んだことがあり、スタッフの「くつやのまるちん」に対する思い入れの強さが感じられます。

家族を失い、心の中にかなしい涙をつまらせているくつやのまるちん。

ある日、うとうとしていたまるちんは「あしたいくからまっておいで」とよびかける声を聞きます。

仕事場の窓を気にしながら待ちつづけるまるちんは、寒い外にいる気にかかった一人一人を迎え入れていきます。

この絵本に出てくる外にいた一人一人の背景に思いをはせた時に、現代に生きる私たちにもひしひしと感じられる

厳しい状況を感じます。夜になり、よびかける声がまた聞こえてきて・・・。出会いを重ねたまるちんの心の中のかなしい涙はどうかわっていくのでしょうか。

ぜひこの時期、手に取って読みたい1冊です。

絵本の紹介「へいわってどんなこと」

作:浜田桂子   童心社

今回は、「へいわってどんなこと」を紹介します。

この絵本は2011年の子どもの教会の礼拝で読み聞かせをしました。

この絵本を知ったのは、2011年8月14日の朝日新聞で「日・中・韓平和絵本」の取り組みの記事を読んだことがきっかけです。「平和」をテーマに日本・中国・韓国の絵本作家12人がそれぞれの言葉で、オリジナル絵本を共同出版することになり、できあがった3冊の絵本が静かな共感を呼んでいるというものでした。

「へいわってどんなこと」はその最初にできた本の1冊です。絵本の中に「ばくだんなんかおとさない」「いえやまちをはかいしない」という文章がありますが、最初は「ばくだんなんかおちてこない」「いえやまちがはかいされない」という表現だったそうです。

でも、12人の絵本作家の率直なやり取りの中で、お互いに気づきを得て、浜田さんは作り直していかれたそうです。お互いに平和な未来をつないでいこうと、筋を通しつつも柔らかくフレンドリーに一作り上げたという記事に感動し、書店に急いで買いに行ったことを思い出します。

ぜひ、手にとってみてください。そして、隣りの国に思いを馳せ合うことができますようにと共にお祈りしたいと思います。

9月の礼拝のご案内

みなさん、お元気(げんき)ですか?(あつ)()(つづ)きますが、(よる)(むし)()

心地(ここち)よい季節(きせつ)になりました。

よかったらお友達(ともだち)家族(かぞく)方々(かたがた)もお(さそ)いの(うえ)、お(あつ)まりください。

礼拝(れいはい) 日曜日(にちようび) 10:30からです】

()どもの教会(きょうかい)からのメッセージ」

9月11日 森谷(もりや)()名子(なこ)さん(いずみ(あい)(せん)(きょう)会員(かいいん)

  18日 高橋(たかはし)三代(みよ)さん(いずみ(あい)(せん)(きょう)会員(かいいん)

平和(へいわ)(かんが)える合同(ごうどう)礼拝(れいはい)

9月25日 外山(とやま)真理(まり)さん

琉球(りゅうきゅう)()軍事化(ぐんじか)(こう)する市民(しみん)(かい)・みやぎ(とう)でご活躍(かつやく)です。

絵本の紹介「6わのからす」

6わのからす|数ページ読める|絵本ナビ : レオ・レオーニ,レオ・レオーニ,谷川 俊太郎 みんなの声・通販

レオ・レオーニ(谷川俊太郎訳)作・絵  あすなろ出版

今回は、「ろくわのからす」を紹介します。
この絵本は2015年の「平和を考える合同礼拝」で仙台北教会の川端英子さんが読んでくださいました。

川端さんは、学校で戦地の兵隊さんを励ます手紙を一生懸命書いたこと、仙台空襲の時に、命からがら防空壕から逃げ出して助かった経験を語られました。

メッセージをしてくださった2015年9月は、平和憲法のとらえ方が「安全保障関連法」の成立によって大きく変えられてしまうような状況に直面していた時期でした。

そのことを踏まえ、会堂にいた多くの高校生に「世界の平和に貢献できる人になってほしい」と語りかけてくださり、メッセージの最後にこの絵本を読んでくださいました。

この絵本は、「農夫」と「農夫と対立する6わのからす」、「ふくろう」が登場します。対立している者同士は気持ちが固くなっていますが、ふくろうは「はなしあいに手おくれはないよ」 「ことばにはまほうの力がある」とどちらにも語りかけていきます。

「農夫」と「6わのからす」の話し合いを重ねる姿に川端さんの願いがこめられているように感じたことを思い出します。

ロシアがウクライナに侵攻して半年もたってしまった今、「はなしあいに手おくれはないよ」というふくろうさんのことばが心にひびきます。

この絵本を読んでくださった川端さんに改めて感謝いたします。ぜひ、手に取ってみてください。

かみしばい「まもるくんの夏休み~青森・深浦のまき」

菊池護(まもる)さん

子どもの教会スタッフ菊池護(まもる)さんの手作り紙芝居第2回目です。

東北の短い夏をまもる少年が心から満足する様子が描かれています。

かつて子どもの教会のサマーキャンプでは、プログラムの中に菊池護さんの「かみしばいのよみきかせ」の時間が設けられていました。みんなでかきごおりやおやつを食べながら、大人も子どももにぎやかに流れる時間の中で、ほっと一息つく時間でした。

どうぞ、下をクリックして見てくださいね!

https://youtu.be/8sxYgl9IIuU