絵本の紹介 「世界のともだち 18  パレスチナ 聖なる地のルールデス」

 

「世界のともだち18 パレスチナ  聖なる地のルールデス」
写真・文/ 村田 信一
偕成社
2014年11月出版 

 2/19の子どもの教会からのメッセージ2回目は 鈴木凪子さん(いずみ愛泉教会員)から「パレスチナを覚えて」という題でメッセージを受け止めました。

 鈴木さんは、聖書に書かれているイスラエルに行ってみたくて、1971年に、農業を中心とした共同体の「キブツ」で研修生としてお働きになったという大切な思い出をお話ししてくださいました。

 鈴木さんがイスラエルを訪れる前から、そして今現在もこの地は争いが止みません。今は、祖国から世界各地に散らばっていたユダヤ人たちがユダヤ人の国家建設を目指し戻ってきたことから、この地に住んでいたパレスチナの人々の領土を奪うために争いが続きます。イスラエル側に有利なように巨大な壁の建設による移動の制限、農地没収、水源地の制限など、パレスチナ側が一方的に虐げられている現実にも鈴木さんは触れられていました。

 「世界のともだち18 パレスチナ  聖なる地のルールデス」は、キリスト教徒の家庭に育つ10歳のルールデスの生活を紹介しています。ルールデスはヨルダン川の西岸地区側のパレスチナ自治区に住んでいます。

 聖書に書かれ、今なお様々な争いと複雑な事情があるこの土地に住む子どもの生活は、さぞや大変なのでは?と思い読み進めると、ルールデスのいきいきとした日常生活がたくさんの写真で紹介されています。

 この本を読んで、10歳のルールデスが2023年の今もどうか安全に暮らしていますようにと祈ります。そして、「世界のともだち」シリーズはたくさん出版されています。どうぞ、手に取ってみてください。

絵本の紹介 「男の子は強くなきゃだめ?」 「りつとにじのたね」

文/ジェシカ・サンダーズ
絵/ロビー・キャスロ
訳/西田佳子
すばる舎
2022年4月21日発行

すべての子どもが安心して自分らしく生きてほしい!という願いがこめられた絵本です。毎日の生活の中でいろいろなつらいシーンに出くわした時の気持ちの出し方についても触れています。
ありのままでいたいという自分の思いを大切にし、私たちがお互いを大切にしあい、希望をもって育ってゆける社会に近づきますようにという祈りを込めて紹介します。

文/ながみつ まき
絵/いのうえ ゆうこ
リーブル出版
2016年7月27日発行

かわいいものが大好きなくまの男の子のりつ。りつが「にじのくに」に出会い、手にした「にじのたね」によってりつは何を感じていくのでしょうか。それを受け止める同級生たちは? 
私たち一人一人がお互いのちがいを大切にし、だれかの「にじのたね」になれますように。すべての子どもたちが安心して育ってゆける社会に近づきますように、という祈りとともに紹介します。

子どもの教会からのメッセージ月間より

2022年度第2回目の子どもの教会からのメッセージ月間が始まりました。

初回は小浜 耕治さん(教会員)の「希望をもって育ってゆける社会へ」でした。小浜さんはセクシャリテイに関する活動をされています。「自分らしさの性」を大切にし、それぞれの違いを受け止め合うことを神さまはよしとしてくださっていると語りついでくださいました。

メッセージを聴く私たちに「今日のメッセージを伝えていってほしい」と話されました。メッセージのレジュメを掲載したいと思います。

2023年2月19日(日)礼拝のご案内

子どもの教会メッセージ月間

日時 2023年2月19日(日)10時30分~11時30分ごろ

メッセージ:鈴木 凪子さん(いずみ愛泉教会教会員)
      「パレスチナを覚えて」

聖書:エフェソ2章14節-16節

讃美歌:561  424

ぜひ、お誘いあわせの上、いらしてください。

2023年2月12日(日)礼拝のご案内

子どもの教会メッセージ月間

日時 2023年2月12日(日)10時30分~11時30分ごろ

メッセージ:小浜 耕治さん(いずみ愛泉教会教会員)
      「希望をもって育ってゆける社会を」

聖書:使徒言行録15章14節-21節

讃美歌:470 これも讃美歌509

ぜひ、お誘いあわせの上、いらしてください。