絵本の紹介 「おきなわ島のこえ」

丸木俊、丸木位里 文・絵
小峰出版

いずみ愛泉教会子どもの教会では、これまでたくさんの絵本を読んできました。その中から少しずつ紹介していきます。

 今回は、沖縄戦を描いた「おきなわ島のこえ」を紹介します。沖縄は米軍に空、海、陸から激しく攻撃されました。その結果、沖縄の方たちは4人に1人が命を失ったといわれています。この絵本は、丸木俊さん、位里さん夫妻が沖縄に行って、戦争への怒り、命を落とされた方々への深い慰めと平和への願いを込めて作った絵本です。

先月の23日に行われた沖縄全戦没者追悼式で小学2年の徳元穂菜(とくもとほのな)さんが、自作の詩「こわいをしって、へいわがわかった」を朗読していたのをテレビで見た人もいることでしょう。穂菜さんは、宜野湾市の佐喜真美術館を訪れて、丸木夫妻が制作した「沖縄戦の図」という絵を見た時の思いを詩にしたそうです。

丸木夫妻の沖縄戦のことをみんなに知ってほしいという願いがもっともっと広がりますように。ぜひ、夏休みに手に取ってみてください。