5月19日はペンテコステ礼拝でした。教会の誕生日でもあるこの日、こどもさんびか「ふしぎなかぜが」のさんびかに新たな力を得た思いでした。
この絵本は、2015年のペンテコステ礼拝で読んだ絵本です。原発事故がおきたすぐそばの福島県浪江町。牛飼いの吉沢さんは、被爆して商品とならなくなった360頭の牛の世話をずっと続けます。自分が飼っていた牛だけでなく、お世話をする人がいなくなり、放たれた牛たちも一緒に飼い続けます。その時の吉沢さんの複雑な想いを抱きながらも飼い続ける姿が描かれています。
最近、吉沢さんが震災から13年たった今なお、180頭の被爆した牛を飼っている番組を視聴しました。牛は20年生きる動物だそうです。年老いた牛1頭1頭の最後を見守り、命の意味と向き合い続ける吉沢さん。ぜひ、「希望の牧場」を手に取ってほしいと思います。