「わたしを愛しているか」

ヨハネによる福音書 21章15~19節
エレミヤ書 17章9~18節

 

 かつて弟子に召された思い出のガリラヤ湖畔で、ペトロは復活の主から再び召されました。主から三回重ねて問いかけられたことに、ペトロは十字架の前「あなたのためなら命を捨てます」(1337)と言明しながら、三度主を否んだあの出来事(1825~)思い起こしたことでしょう。17「ペトロは…悲しくなった」との記述に、ペトロの痛恨の思いが伝わってきます。

 15「この人たち以上に」と問われても、自らの弱さを思い知ったペトロは15・16・17「あなたは…ご存じです」としか答えるのが精一杯でした(マルコ1429)。

 神の愛にも通じる絶対的な愛を指す言葉で15・16「愛しているか」との問われた主イエスに、ペトロは友愛を示す言葉で言わば15・16“あなたが大好きです”と答えました。三度目の主の問いかけには、ペトロの答と同じ言葉が用いられています。“そうか、私を大好きなのか”、そこから再出発しなさいと主イエスはこのペトロを召し、17「わたしの羊を飼」う務めを託されたのでした。

 B.C.76世紀、激動の時代に召された預言者エレミヤは 8「人の心は…とらえ難く病んでいる」と世とそこに生きる人の罪を見据えつつ、そのすべてを10「究め」ておられる14「あなたがいやし」14「あなたが救ってくださるなら」再出発の希望があるでしょうと祈りました。ペトロも17「何もかもご存じ」の主に召されて、再び従う道を歩み出したのです。

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