「真の知識を求めて」

詩編 8編1~10節
コロサイの信徒への手紙 2章20節~3章14節

 

 本日午後もたれるLa Mie ・ 最上巌ジョイントコンサート”では、葉祥明さんの絵本『宇宙からの声』が歌声と共に紹介されます。この絵本は、宇宙も地球も人間も動植物も共通する“いのち”で結ばれており、それゆえ私たち人間は地球と他の生物に重大な責任があると語りかけます。

 今からおよそ2500年前に書かれたと思われる詩編8編も、果てしなく広がる 4「天」とこの取るに足りない 4「わたし」とが共に主なる神の 7「御手」とそのご意志(10「御名」)にあって存在していることに感動と畏れを歌っています。そして 6「神に僅かに劣るものとして人を造り…」とは、人が神に応答する責任を帯びていることを指し示した言葉です(創127、コヘレト311)。

 今月1114日にここ仙台にて開かれた国際会議“原子力安全神話に抗して-フクシマからの問いかけ”(主催:日本基督教団)では、このたびの原発事故によって人間の罪が露わにされたとの総括がなされました。宣言文案において、 5「貪欲は偶像礼拝にほかならない」との聖句が挙げられ、原発は経済成長を拝み仕えてきた人間の作り上げた神殿であると述べられています。

 2:20「諸霊」という言葉で、富や性がいかに人間を引きつけ服従させる力を持つかが指し示されています。 2「地上」にはなおこうした力が働いています。しかし2:20「キリストと共に死」に 1「共に復活させられた」信仰者は、“いのち”が神のもとにあることを見るのです。このことを導き養い指し示す10「真の知識」を求めつつ、 2「地上」を歩み行けとこの箇所は語っています。

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