「宝の箱を開けて」

マタイによる福音書 2章1~12節
イザヤ書 43章1~7節

 最初のクリスマスの晩、救い主の降誕を礼拝しにやって来たのは羊飼いのほか、 1「占星術の学者たち」だったと福音書は記します。彼らは 2「東方」の異国で 2「ユダヤ人の王」誕生を察知し、11「黄金、乳香、没薬」という貴重な宝物を詰め込んで旅に出たのでした。

 最初、彼らは、当然のように都エルサレムを目指しました。が、そこには権力欲にまみれた傀儡の王がいただけでした。不思議な 9「星」に導かれ、彼らは寒村ベツレヘムの家畜小屋に導かれます。家畜小屋と宝物はひどく不釣り合いでしたが、彼らは10「喜びにあふれ」て11「宝の箱を開け」たのでした。飼い葉桶に生まれられたこの幼子こそ、世界への平和の訪れ(ミカ5:4)であることに目を開かれたからです(12節)。

 B.C.6世紀バビロンで捕囚とされていた民に、預言者はその罪を指弾しつつも(イザヤ42:18~)、しかし主はそうしたあなたをなお 4「値高く、貴」いとして代償を払ってでも贖われると語りました。

 地に平和をもたらずため自ら幼子となって降られたクリスマスこそ、主が11「宝の箱を開け」られた出来事だったのです。羊飼いたちがそうであったように、この主の大いなる業に応えて学者たちはこの大きな喜びにまみえたのでした。

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