教会創立記念礼拝 「東北伝道の幻」

ルカによる福音書 20章20~26節
イザヤ書 55章8~11節 

 

 126年前の当教会誕生の直接のきっかけは、前年の宮城英学校(後の東華学校)創立です。当教会は、この学校の教職員を中心に創立されました。これをさらに遡ると、1884(明治17)年新島襄がアメリカで湯治療養中、日本伝道の礎として東北伝道の幻を抱き、学校と教会を建てる計画を立てたことに辿りつきます。

 ルカ20:20~には、25「皇帝のもの」25「神のもの」をめぐって主イエスが戦いを経験されたことが記されています。新島は、日本そして東北にも尊い25「神のもの」があることを明らかにし、その栄光を顕したいと願ったのでした。後に宮城英学校副校長となる市原盛宏に宛てた手紙で、新島はこの計画を伝え、もし私が目的を達せずして死んだとしても神は必ず新たな人を起こしてこの計画に向かわせるだろうと記しています。

 こうして創立された宮城英学校でしたが、時代の激変にあって5年で廃校となります。経営を地元政財界に依っていたことが、大きな弱点となりました。いわば25「皇帝のもの」に頼りすぎたことが、こうした結果を招いたことを私たちも教訓とせねばならないでしょう。

 ここから生まれ今に至る当教会は、新島が抱いた幻のその使命を今も宿し、神の計画に用いられるべく導かれていることを覚えたく思います。主の言葉は11「むなしくは…戻ら」ず、11「使命を必ず果たす」とあります。小さな私たちも、神の計画とご用のうちに置かれているのです。

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