「あなたのパンを水に浮かべて流すがよい」

ルカによる福音書 20章45節~21章4節
コヘレトの言葉 11章1節

 

 1「献金」と聞くと、子どもの頃お世話になった榎本栄次先生(現・世光教会牧師)を思い出します。先生は初めて教会に行って献金した時、“10円捧げてこんなに面白いのなら、人生全部捧げたらどんだけ面白いんだろう”と思ったといいます。その思いのように、先生はその後歩みと働きをまるごと神さまに捧げて今日に到っておられます。またそのような先生が、豊かな生を歩んでおられるように見えることも不思議です。

 2「レプトン銅貨二枚」を捧げたやもめのお話は、そのことを告げているように思います。 4「生活費全部を入れた」ことに悲壮感を見るのではなく、むしろ神への大きな信頼とそこに与えられる平安を読み取りたく思います。他者は気づかなくとも、主イエスのまなざしはそのことを捉えていました。

 併せ開いた旧約に 1「あなたのパンを水に浮かべて流すがよい」とあります。 1「パン」とは持ち物であり、働きであり、人生の日々のことでしょう。“俺のもの”と抱え込むことから解放されて、神また他者に委ね捧げたものは無駄にはならず、やがてその不思議な実りをあなたは目にするだろうと語られています。主のまなざしにあって富む者は、幸いです。

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