子どもの日・花の日合同礼拝 「隣り人になりなさい」

ルカによる福音書 10章25~37節

 

 地震から3日後、津波が押し寄せた石巻栄光教会員石井さんのお宅を訪ねました。まだ水道も電気もこない大変な中に、お父さん・お母さん・娘さんご夫婦と赤ちゃん、みんなが身を寄せていましたが、加えて見知らぬ青年が一人いて仙台まで乗せていって欲しいと頼まれました。聞くと彼は女川での仕事の帰り津波に襲われ、自動車から脱出、雪の降る中一晩を工場の屋根で過ごし、翌日からいろんな人の手助けをしながら歩いて仙台を目指していたのでした。石井のお母さんも大きな荷物を運んでいるのを助けてもらって、この見知らぬ青年を家に泊めていたのでした。

 たくさんの人が悲しい思い・大変な思いをしている震災ですが、このような助け合いもいっぱいありました。その晩仙台の会社に帰り着いた時、青年は待ちわびていた同僚たちにもみくちゃにされました。

 27「隣人を自分のように愛しなさい」とお話をしたイエス様は、29「では、わたしの隣人とはだれですか」と訊ねられました。このときイエス様は追いはぎに襲われて倒れている人を助け起こした一人のサマリア人のお話をして、“あなたも隣り人になりなさい”と教えられました。小さなことでもお互い隣り人になるとき、そこに出会いとうれしさが生まれます。あのとき石井さんも青年も、お互いが隣り人になったのだと思います。

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