「忍耐によって、命をかち取りなさい」

ルカによる福音書 21章5~19節
マラキ書 3章19~24節

 

 エルサレム神殿の建築に見とれている人々に、主イエスは立派な建物もやがて潰え去るのだと警告されました。すると人々は 7「そのことはいつ起こるのですか」と慌てて訊ねたのでした。人の目の焦点はいつも“今”に向けられて、起こり来ることに翻弄され、一喜一憂するのです。それは昔も今も同様です。

 主イエスはさらに、 9「戦争や暴動」11「地震」11「飢饉や疫病」また12「迫害」といった困難が起こり来るかもしれない、でも 8「惑わされ」るな、 9「おびえてはならない」と言われるのです。でもどうしたら、そのように強くしっかり立ち続けることができるというのでしょう。

 それは 9「世の終わり」を見据えることだと教えられています。19「忍耐」とはそこに立ちとどまることを意味します。困難や課題ある今もその歴史の完成(27節)へと基礎づけられていることを銘記するとき、あなたがたはなおしっかり立ち続けることができ、やがては19「命をかち取」るだろうと語られています。

 紀元前5世紀に活動した預言者マラキは、現実に揺り動かされている人々に救いの原点である22「モーセの教え」と主がすべてを完成される19「その日」を見つめよと告げました。その後の新約の時代を与えられた私たちは、主イエスの出来事を心に刻み、歴史は希望へと導かれる主の御手の内にあることを仰ぎつつ今を歩んでいきたく思います。

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