世界聖餐日礼拝 「一つにしてください」

ヨハネによる福音書 17章20~26節
列王記上 8章37~43節

 

 世界聖餐日は世界が戦争へと傾斜していく1940年に、国境の隔てを越えてキリスト者が一つであることを覚えようとアメリカで始められました。「信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一」(エフェソ 4:5)と語られる本来のあり様へと一歩一歩進み行こうとの働きを、エキュメニズム(教会一致運動)といいます。

 今日共にした讃美歌409番はそうした祈りのもとに、プロテスタントの由木康牧師の作詞、カトリック信徒の高田三郎氏の共作として生まれました。

 主イエスは十字架につけられる前の晩、弟子たちを覚えて22「わたしたちが一つであるように、彼らも一つに」してください、と祈られました。加えて20「彼らの言葉によってわたしを信じる人々のためにも」と後に続く信仰者が、さらには21「すべての人を一つにしてください」と分断と戦いに苦しむ23「世」が覚えられ祈られています。

 主イエスは十字架において、敵意を、生と死の分断を、人さらには神に捨てられる絶望をすらその身に負われました。取りも直さず、それは私たちが一つになるためであったことを深く刻まねばなりません。

 その歩みは私たちにおいて、一歩一歩のものとならざるを得ないでしょう。先日開かれたエキュメニズムの学習会(主催:仙台キリスト教連合)で、その要点は “共通点を捜すこと” ではなく “違いを認め合うこと” との佐藤司郎牧師(仙台北三番丁教会)の指摘がありました。共生を求めることがその道筋とのこの示唆は、教会においても、私たちの生活の場でも、世界においても重要であることを思います。

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