「パンを三つ貸してください」

ルカによる福音書 11章5~13節
エレミヤ書 29章10~14節

 

 今日の譬え話では、はた迷惑な人たちの姿が描かれています。まず 5「真夜中」に訪ねて来た 6「旅行中の友達」です。日中の暑さを避けて夜間に旅をすることは通常のことであり、イスラエル人は旅人を大切にすべしと言い習わされてきた(申10:19など)とはいえ、です。そして、その旅人をもてなそうと 5「パンを三つ貸してください」と真夜中に扉を叩き続ける 5「友達」です。あの家なら今日パンが残っているはずだ、と互いの台所事情まで知って押しかける親しさと信頼関係が見てとれます。

 迷惑をかけ合いながらも助け合って生きている、そうした庶民の姿に愛着を感じつつ主イエスは13「悪い者」と言っておられるように思います。

 いろいろ迷惑をかけて生きている “悪い奴” であるあなたがたも、助け合い、子供を愛することを知っている。ましてあなたたちを愛する13「天の父」は本当に必要なものを与えてくださる、と主イエスは教えられたのでした。

 13「聖霊を与えてくださる」とあります。伝道者パウロは、聖霊が働くとき私たちは神を「アッバ、父よ」と親しく呼べるようになるのだと語っています(ガラテヤ4:6、ローマ8:15)。

 バビロン捕囚期の預言者エレミヤは、苦難をも含めて主は11「平和の計画」で私たちを導かれるのであり、13「わたしを尋ね求めるならば見いだし、心を尽くしてわたしを求めるなら、私に出会うであろう」と告げました。祈りとは父なる神との絆を確かめ、その方に出会う道です。

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