「まことの神と辿る旅」

ルカによる福音書 9章18~27節
申命記 20章1~9節

 

 召された弟子たちに主イエスが20「あなたがたはわたしを何者だと言うのか」と問われ、ペトロが見事20「神からのメシアです」と告白した場面です。ところが主イエスに、それを喜んだとか評価したといった様子はありません。むしろご自身の受難と死という使命を、弟子たちに明かされたのでした。

 23節は毎週の招詞で慣れ親しんでいる言葉ですが、ルカ福音書は23「日々」という言葉を加えて強調しています。信仰は正しい告白一回で完結するものではなく、時に失敗や誤りを含みつつも23「日々」の旅路において従ってゆくものだからです。ペトロは十字架に際して主を否むという痛恨の過ちを犯し(22:54~)、それを赦されたことを糧に主に従う生涯を歩んだのでした(22:32)。

 申命記20章は戦争という火急の事態にも、家の 5「奉献」、 6「収穫」、 7「結婚」といった日常が疎かにされてはならないことを告げています。主イエスは戦争を礼拝に置きかえ、日々の歩みにおいて神の言葉を生きる大切さを教えられました(マタイ5:23~)。

 讃美歌545番は、人が誕生し成長をとげ再び神に召されるまでの旅路を歌っています。信仰者の旅路は、曲折がある中にも伴われるまことの神と共に辿りゆく歩みなのです。

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