「さあ山から下りよう」

ルカによる福音書 9章28~36節
出エジプト記 33章7~11節

 

 弟子ペトロ・ヨハネ・ヤコブは主イエスに連れられた山上で、その姿が29「真っ白に」輝きだした主イエスが、旧約の律法を代表する30「モーセ」、預言を代表する30「エリヤ」と語り合うという驚くべき光景を目撃しました。彼らは主イエスの31「栄光」を垣間見たのです。このすばらしい光景にペトロは33「仮小屋を三つ建てましょう」と、この栄光がいつまでも残るべく記念しようと言いました。

 思えばモーセもエリヤもホレブ山で主なる神と出会い、その声を聞きました(出エジプト3:1~、列王記上19:8~)。そして与えられた使命を果たすべく、山を降りていったのです。主イエスの使命とは、十字架によって自らの命を分け与えることでした。この使命に向かって主イエスは37「山を下り」、再び人々と出会いながら31「エルサレム」へと進まれたのでした(51節)。

 33「仮小屋」とは、かつて遊牧民だったイスラエルの民が神を礼拝した天幕のことです(出エジプト33:7)。礼拝は、山に登って主のみ旨を仰ぐことに似ています。でもそれはその喜びに留まるためではありません。あなたに与えられた使命を胸に、さあ山から下りて日々に進みゆこうと主は誘われるのです。

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