クリスマス礼拝 「恵みと真理とに満ちていた」

ヨハネによる福音書 1章14~18節
出エジプト記 34章4~10節

 

 原初からそしてすべてを在らしめる 1「言」なる 1「神」が14「肉となって、わたしたちの間に宿られた」と、ヨハネ福音書は独特の仕方で降誕を語ります。そしてこの出来事を通して、世界と生けるものは14「恵みと真理とに満ち」た神の栄光を見たのだと告げます。

 14「恵みと真理」、この言葉とほど遠い時代・社会の中に私たちは歩んでいます。一方、聖書は一貫してこの言葉を世界に向けて語り続けています。十戒をモーセを通して授けられた際、主なる神はご自身を 6「慈しみとまことに満ち」る者と告げられました。十戒そして律法は祝福の内に歩むための指針でしたが、民はそれを十分に生きることができず、混乱と悩みを重ねました。それゆえついに主は17「イエス・キリスト」として降誕を遂げられたのです。

 ヨハネ福音書において、この後14・16・17「恵み」との語は現れません。それは主イエスのみ旨とみ業にすべて顕わされているからです。一方14・17「真理」との語は繰り返し現れますが、それらは「わたしは道であり、真理であり、命である」(14:6)との宣言そして十字架へと連なっていくのです。

 14「恵みと真理」とは“恵み、すなわち真理”との意味です。世界と生けるものが祝福の内に生きるべく、主なる神が古えから今日に至るまで私たちを呼び続け、ついには降誕そして十字架にまで降られた恵みに真理が顕わされているのです。

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