「神の前にいるのです」

使徒言行録 10章23~33節
詩編 82編1~8節

 

 年度が改まって間もなく、来任教師の就任式が相次いで行われています。これは、それまで他人であった者が主の前に出会い、共なる出発を果たしていく式とも言えましょう。

 23「ペトロ」と24「コルネリウス」も聖霊の不思議な導きによって、このとき初めて出会いました。加えて両者の間には、ユダヤ人と異邦人を隔てる壁がありました。両者はそれぞれに与えられた具体的な経緯を紹介しつつ、それぞれ、互いに26「ただの人間です」、33「わたしたちは…神の前にいるのです」と述べたのでした。

 きっかけや経緯は種々ありましょう。それらもさることながら、共々に33「神の前に」出会い、恵みそしてみ旨を分かち合うべく招かれているということが原点であり、それゆえに教会では互いを兄弟姉妹と呼ぶのです。

 み旨に導かれこの原点を確かめつつ、ペトロそして教会は(11:20)壁をのり越え、ユダヤ人と異邦人が共に福音にあずかる新たな時代へと踏み出していきました。私たちの間には主のとりなしと祝福があり、それゆえに私たちは恵みを分かちみ旨を求めていける、私たちにはこうした立ち返る原点があることを大切にしたく願います。

コメントは受け付けていません。