「希望によって救われている」

創世記 37章1~11節
ローマの信徒への手紙 8章12~25節

 

 数週に亘って、創世記のヨセフ物語を味わいたく思います。ヨセフは、神の民の父祖の一人に数えられる(出3:6等)ヤコブの11番目の息子です。が、彼らは必ずしも立派な者たちではありませんでした。今日の箇所には3回も 4・5・8「憎」んだとの語が現れます。原因は父ヤコブにも、兄弟たちにも、ヨセフ本人にもあったのです。こうしてヨセフは兄たちによって、ついにはエジプトへ売られていくことになります(37:28)。

 そのような多くの問題に染まった人物と家族に、主なる神は関わりこれを導かれたとヨセフ物語は告げるのです。それは同様に弱さを悩みを問題を抱える私たちをも、主は支え導かれることを示しています。

 ヨセフ物語のキーワードは 5・9「夢」です。ヨセフが夢を見、夢を解く(40~41章)中で、彼と家族そしてその子孫たちは数奇な歩みを辿ることになります。

 ここの 5・9「夢」は私たちの思いを超える主の指し示し、導きを象徴していましょう。併せ開いた新約で、伝道者パウロは14「神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです」と述べ、種々の課題に22「うめ」く者も主の御業と約束に導かれるとき24「希望によって救われて」いくのだと語っています。

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