「響き合った希望」

ルカによる福音書 1章39~45節
詩編 133編1~3節

 

 詩編133編は 1「兄弟が共に座っている」ことを、 1「なんという恵み、なんという喜び」と歌います。あたりまえのことをなぜとも思いますが、聖書はその冒頭から兄弟カインとアベルの確執を(創世記4章)、兄弟エサウとヤコブの和解を描くのです(同33章)。兄弟関係を表すbrotherhoodとの語には、“同胞”との意味もあります。

 マリアとエリサベトとの出会いの箇所を開き、一色義子牧師(経堂緑岡教会協力牧師)はここに美しく深いsisterhood、すなわち女性ならではの敬愛と信頼の響き合いがあると語っておられます。先週も振り返ったように、救い主の母になるとの選びはマリアにとって大きな試練でもありました。たじろぐマリアに、天使は親類のエリサベトを訪ねてごらんなさいと告げたのです(36節)。年老いてから救い主の先駆者ヨハネを宿すという同様の出来事を与えられていたエリサベト(24節)との出会いは、マリアにとって大きな支え・励ましとなったことでしょう。

 このとき41「その胎内の子がおどった」といいます。与えられたこの出会いと響き合いにあって、与えられた試練の中にある深い42「祝福」大きな45「幸い」を二人は見出していくことができたことを思います。

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