「解放の喜びを告げた者」

使徒言行録 16章16~34節
エレミヤ書 50章33~36節

 

 海峡を渡りヨーロッパでの宣教を開始したパウロとシラスは、激しい迫害に襲われました。16「女奴隷」を悪霊から解放したところ儲け口を失った主人たちが怒り、群衆を焚きつけたのです。不当にも二人は鞭打たれ、獄に囚われました。

 ところが二人は獄の中で25「賛美の歌をうたって…祈って」いたといいます。その姿は25「ほかの囚人たち」の心を動かし、さらには27「看守」をも回心させるに至ったのでした。

 ここには、捕えさせた者・囚われた者・裁いた者・その者に仕えていた者…のいったい誰が真に自由であったのかとの問いがありましょう。金銭でも権力でもなく真理に仕えた者が真に自由であり、解放の喜びを告げたのだとの証言されているのです。

 オバマ前アメリカ大統領は退任演説で、生命・自由・幸福追求という誰もが有する権利のために多様性と開かれた態度をもって民主主義を追い求め続けることの必要を訴えました。一方トランプ新大統領は、経済的繁栄とアメリカ第一主義を求めると就任演説しました。世の諸力の誘いは今日の世界と私たちにも働き、何を選び取るのか私たちは問われていることを思います。世の力がいくら33「抑えつけ、解き放つことを拒んで」も、34「贖われる方は強」く解放をもたらされるとのメッセージに励まされ、真理を求めて進みたく願います。

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