世界聖餐日礼拝 「今、本当のことが分かった」

使徒言行録 12章1~17節
哀歌 3章22~24節

 

 1「ヘロデ王」とは、主イエス降誕の際ユダヤを治めていたヘロデ大王(マタイ21)の孫にあたります。この時、最高法院に加えて王家が教会の弾圧に乗り出してきたのでした。その理由は、ユダヤ人の歓心を買うためでした。

 2「ヤコブ」の殉教は、 3「ペトロ」にとって大きな衝撃であったに違いありません。 2「ヨハネ」も加えこの3人は、いつも主イエスのそばで仕えた仲間であったからです(マルコ921433等)。なぜ彼が犠牲にならねばならなかったのか、嘆きの中でみ旨を問うたことでしょう。

 そのペトロも捕らえられたのです。しかし彼は主の不思議な導きにより、厳重な牢獄から助け出されたのでした。我に返ったペトロの11「今、初めて本当のことが分かった」との言葉は、救出のことだけを言っているのではないように思います。主のみ旨は測り知れないけれども、なお為すべきわざのために私は生かされているのだとの深い気づきを与えられたのではないでしょうか。

 神の不思議な守りを歌う讃美歌454は、戦火の中盗賊に遭って途方に暮れた際に与えられた思いがけない助けに感謝してつくったものだと作者のG.ノイマルクは書いています。7節は “歌え、祈れ、神の道を進め、お前の為すべきことを忠実に果たせ” と歌います(川端純四郎『さんびかものがたりV』)。私たちの小さな歩みにも主は伴われ、それぞれの働きへと送り出されるのです。

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