「塩として生きる」

ルカによる福音書 14章25~35節
士師記 7章1~8節

 

 士師記は、“約束の地”と指し示されたカナンの地で先住民とぶつかり合った不安定な時期、民を導いた12人の士師(さばきづかさ)の物語です。ギデオンは敵のミディアン人が押し寄せたとき酒ぶねに隠れて難を逃れた小心者でしたが、主に呼び出されて士師とされました(6:1~)。ミディアン・アマレク連合軍が135000人の大軍で攻めてきたとき、ギデオンのもとには32000人が結集しました。しかし主は 2「あなたの民は多すぎる」と、恐れている者12000人を家に帰し、さらに水の飲み方で9700人をふるい落として、兵を300人まで減らされたのです。ギデオンは知恵をもってこの300人を指揮し、ほとんど犠牲をださずに大軍に勝利したのでした(7:16~)。

 受難の待つ都エルサレムに向かって旅を続けておられた主イエスはついてくる群集に振り向き、26「父、母、妻、子供、兄弟、姉妹を、さらに自分の命」をも捨てる覚悟を問われ、27「自分の十字架を背負ってついて来」なさいと求められました。この厳しい言葉に、多くの者が去ったことでしょう。でも都エルサレムでの戦いに、主イエスは大勢を必要とはされなかったのです。

 続いて34「塩」の大切な役割が語られています。塩は人が生きるのに欠かせないものであり、少量でも味を引き立て、腐敗を防ぎます。時に私たちは数を信頼し、少数者であることを恐れます。でもより大切なことは、真の神を仰ぎ、真実を求め続けることだと聖書は教えています。

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