「助けと希望は、主の御名にある」

使徒言行録 3章1~10節
詩編 20編1~10節

 

 聖霊降臨にあって不思議な力を頂いた弟子たちは、扉を開け放ち、主イエスとその仲間への敵意が残る町へと大胆に踏み出しました。神殿で足の不自由な男に出会ったペトロとヨハネは、 4「わたしたちを見なさい」と呼びかけます。しかし、期待した彼に次いで与えられたのは、 6「わたしには金や銀はない」という肩透かしのような言葉でした。聖霊降臨にあって彼らが確信したのは、自らに特別な力はないことであり(12節)、でもその小さな者も 6「イエス・キリストの名」を信じて呼ぶことができるという恵みでした。

 詩編20編は、10「王」のための祈りの歌です。 7「油注がれ」て特別に聖別された王も人間である以上、 2「苦難の日」に出会うのです。でも私たちは小さな者に向き合ってくださる 8「我らの神、主の御名」を呼ぶことができ、この幸いこそが私たちを課題ある今に立たせるのだと歌われています。

 震災発生2年余を経て、目に見えるものは種々回復されつつも、その打撃は疲れや課題として内側に折り重なっていることを思います。それが東北の今日またこれからのあり様であり、その中を私たちも歩んでいきます。今、私たちはそうした民に向き合われ、自らその課題の中を歩まれる 8「我らの神、主の御名」から希望と力を分け与えられたく願います。この箇所8節は2013年度宣教活動計画案の聖書箇所、説教題は主題です。

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