「あなたの帰る場所」

ルカによる福音書 17章11~19節
イザヤ書 2章1~5節

 

 B.C.8世紀、大国アッシリアの侵略に「王の心も民の心も、森の木々が風に揺れ動くように動揺した」(7:2)とき、預言者イザヤは 4「剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。」との 2「終わりの日」のあり様を指し示し、いたずらに恐れることなく 5「主の光の中を歩もう」と語りました。

 歴史的経緯があって11「サマリアとガリラヤの間」には敵意の溝がありました。にも拘らず、12「ある村」では10人のユダヤ人とサマリア人が共同生活をしていたのです。それは、共同体に入ることを許されない12「重い皮膚病」による隔離の故でした。

 彼らは主イエスに憐みを求め、癒されました。喜びに満ちてそれぞれの家を目指したことでしょうが、こうして敵意の構造へと戻っていったのだとしたらそれは皮肉なことと言わねばなりません。でも一人のサマリア人は、まず18「神を賛美するために戻って来た」のでした。彼は家もさることながら、和解と真の平和をもたらされる神こそ帰るべきふるさとであることを悟ったのです。

 試練も課題もある今を私たちはどのように歩むのか。目ざすべきゴールを見据え仰ぐときに、与えられた道を踏みゆくことができることを学びたく思います。

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