11月のおたより

 今年のクリスマスちらしの絵は、イタリア・アッシジの聖フランチェスコ大聖堂のフレスコ画「キリストの誕生」です。中心部分を拡大して用いましたが、本来の絵はもっと大きく、この周辺に悩むヨセフ・天使と大きな星・お告げを受けた羊飼いと羊たちが配されて、一枚でクリスマス物語を網羅した絵になっています。13~14世紀にイタリアで活躍した巨匠ジョット・ディ・ボンドーネの作とされていますが、異説もあるようです。

 アッシジはイタリア中部、人口2万ほどの小さな町ながら、修道士フランチェスコが生まれた町としてカトリックの巡礼地とされ、彼を記念して造られた聖フランチェスコ大聖堂と関連施設は、世界遺産に登録されています。

 聖フランチェスコは金持ちの息子として生まれましたが、25歳の頃福音に触れて回心を果たし、清貧の内によろこびを見いだす修道生活に入りました。とくに動物たちにも話しかけて心を通わせ、小鳥にも説教したとの逸話が残されています。1980年、当時の教皇ヨハネ・パウロ2世は彼をエコロジーの聖人に指定しました。

 さあ、クリスマスです。この絵でも指し示されているように、小さきものに救いをもたらすため、自ら幼な子となって降られた主イエスをお迎えしましょう。

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