「わたしがあなたがたを選んだ」

ヨハネによる福音書 15章1~17節
エレミヤ書 1章4~8節

 

 エレミヤはB.C.76世紀、大国アッシリア・エジプト・新バビロニアの圧力に翻弄される南王国ユダで活動した預言者です。彼が語るべく主から預かったのは歩むべき道を見失った王国に対する裁きの言葉であり、それゆえに彼は死に至るまで迫害と苦難の生涯を送りました。が、神の言葉こそついに成ることを信頼して歴史を見通したその預言は、こうして語り継がれてきました。

 弱冠20歳位のとき、エレミヤは主に召されました。 6「わたしは語る言葉を知りません。わたしは若者にすぎませんから。」と尻込みする彼に、主は 5「母の胎から生まれる前にわたしはあなたを聖別し、…預言者として立てた」と告げたのです。207~でエレミヤは、私が語るのは私自身主の言葉に捕らえられているからだと述べています。

 主イエスはぶどうを例えに主とつながっていることこそ豊かな実りへの道であると告げた上で、16「あなたがたが私を選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。」と言われました。私たちは自ら選んで生まれてきたのではないのですから、命そのものが選びであるとも言えます。そして命は私たちに与えられた最大の贈り物(gabe)であると共に、どう生き行くかと与えられた課題・使命(aufgabe)です。命を与え、伴い、導かれる方を仰ぎつつ、与えられた選びに応え行く歩みを志したく思います。

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