「忠実」

ルカによる福音書 16章1~13節
ホセア書 6章4~6節

 

 説教  上野 和明 牧師 (仙台愛泉教会牧師)

 

 この話は難解なものとされています。なぜわかりにくいのかというと、主が何を私たちに伝えようとしておられるのか、主の意図がどこにあるのか、それを読み取るのが難しいから、ということができます。ではなぜ主の意図がわからないかと言えば、前半のたとえ話と後半の勧めがうまく結びつかないからと考えることができます。使用人としては明らかにたちの悪い部類に属する人物、その人物を主は褒めている、その人物のしたことから学べと言っている。当然、主が不正をほめるはずがない。主が御言葉として残してくださったこの物語、を大事にしたいと思うのは当然のことです。大事にするために私たちはそこから何を学んだらいいのか。

 私たちは、やはり主の勧めの中心にあることを大事にするべきだと思います。それは「友を作ること」いいかえれば「交わりを大事にすること」ということです。交わりはこの世の富など比べ物にならないくらいに人間にとって重要なものであるということを主は私たちに教えてくださっています。ここで言われている交わりとは神様との交わりと人々との交わりの二つです。なんといっても、神様こそが最も交わりを重視しておられるのです。それは神様に背いたわれわれ罪びとを見捨てることなく、常に手を差し伸べてくださっていることにあらわれています。何よりもわれわれ罪びとの救いのために主を十字架にかけてくださるその姿勢によく表れています。交わりの重みを味わいたいと思います。

コメントは受け付けていません。