イースター礼拝 「お話しになったことを思い出しなさい」

ルカによる福音書 23章56節~24章12節
エレミヤ書 4章1~2節

 

 主イエスが十字架で死を遂げられた2日後の日曜の朝、墓へ急いだ婦人たちは 3「主イエスの遺体」を見出すことができず、 4「途方に暮れ」ました。かつて「悪霊を追い出して病気をいやして」(82)頂いて以来従い奉仕してきたこの婦人たち(10節)は、十字架に際しても男性の弟子たちのように逃げ去ることもなく(2349、マルコ1450)、死後の主イエスにも仕えようとしたのです。それは美しい思い・行いでしたが、 5「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか」と現れた御使いは告げたのでした。

 重ねて御使いは、 6「ガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい」と語りかけました。直接には「人の子は必ず多くの苦しみを受け、…排斥されて殺され、三日目に復活することなっている」と告げられた言葉(922)を指していますが、のみならず主イエスが語られ為され導き養われた一つ一つが今なお息づいて働いていることを思い起こしなさいとの指し示しでした。

 この言葉に、婦人たちは自らに与えられた救いが過去にとどまるものではなく、今そしてこれからもこの私を支え導くものであることに目を開かれたのです。 9「そして、墓から帰って」と記されています。このとき婦人たちは人間の経験則に縛られた 4「途方に暮れ」ざるを得ないあり様からも立ち帰り、主の復活の証人とされたのでした。

 イースターは主の復活を祝うと共に、私たち一人一人にも絶望・諦め・有限から希望・不屈・永遠への転回点が与えられたことを思い起こす日です。

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