クリスマス礼拝 「さあ、ベツレヘムに行こう」

ルカによる福音書 2章8~20節

イザヤ書 42章1~9節

 

 サイモン&ガーファンクルに“7 O’Clock News / Silent Night”(1966)という曲があります。公民権運動の行き詰まり・訃報・殺人事件・ベトナム戦争の継続…を告げる夜7時のニュースが聞こえる中、二人がきよしこの夜を歌うというだけの曲ながら、多くの課題がある今この時にもクリスマスは訪れるとの強いメッセージが感じられます。

 主が降誕された夜、天使が語った10「恐れるな…民全体に与えられる大きな喜びを告げる」との言葉は羊飼いたちのみならず、福音書を開いたすべての人に向けられたものです。このとき天使は11「救い主がお生まれになった」と過去形で、また12「あなたがたは…乳飲み子を見つけるであろう」と未来形で語りました。誰もが過去と未来の間を生きています。そして神があなたのそばにおいでになったとの10「大きな喜び」は、今あなたの許に届いたと告げられているのです。

 羊飼いたちは、15「さあ、ベツレヘムへ行こう」とすぐさま立ち上がりました。そして12「飼い葉桶」に寝かされている乳飲み子イエスに出会い、この救い主が自分たちのために来られたことを確信しました。何故なら家畜小屋は、粗野で不潔だと日頃疎んじられている羊飼いたちも心置きなく入っていける場所だったからです。彼らは再び課題ある日々の生活へと20「帰って行」きましたが、救い主が来て下さったとの喜びを彼らは携えていました。

 この2012年にも主は来たり給う、との告知が響いています。羊飼いのように私たちも主にまみえ喜びを分かつべく、立って出発するものでありたく願います。

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