「恵みの善き管理者として」

イザヤ書 2章2~5節
ペトロの手紙 一 4章7~11節

 

 イザヤの預言はB.C.87世紀に南王国ユダで語られたものですが、今日の世界情勢とも重ねて読むことができます。 1「ぶどう畑の愛の歌」は繁栄の時代に驕った人々が富を 8「独り占めにし」、社会の憂いが増していった時代に語られたものです。 7「主」は 1「愛」と喜びをもって民を植えたのに実ったのは 7「流血」と 7「叫喚」であったと、その罪が告発されています。

 やがて南王国ユダは、北のアッシリアと南のエジプトという大国の挟間に置かれるようになります。イザヤは時の王アハズに「落ち着いて、静かにしていなさい」(74)と主にこそ信頼すべきことを告げますが、アハズはアッシリアの軍事力に頼ったのでした。次の王ヒゼキヤは国の防御を固めた上でエジプトと軍事同盟を結び(2815)、またバビロンにも頼ります(391~)。ヒゼキヤはこれで「平和と安定が続くと思って」(398)いましたが、押し寄せたアッシリア軍は防御をことごとく打ち破り、国は滅亡寸前にまで追い込まれました。そして約1世紀後、南王国ユダはバビロンに新しく起こった新バビロニア帝国によって滅ぼされていくのです。

 イザヤは22~で、主が「剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする」その日をもたらされることを仰げと語りました。Ⅰペトロ47~でその究極の時を知っている者は与えられた今を 7「思慮深く」歩み、預かっている様々な10「恵みの善き管理者として」仕えなさいと告げられています。

 211日“信教の自由を守る日”は、平和を求める社会的責任を今一度胸に刻む日です。

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