クリスマス礼拝 「わたしたちの間に宿られた」

ヨハネによる福音書 1章1~18節
サムエル記上 20章16~24節

 

 「わたしはアルファであり、オメガである」。ヨハネ黙示録に3回出てくる(182162213)この言葉は、神こそが世界の根源なる方であり、究極の完成に至るまで歴史を導かれることを指し示しています。 1「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」と始まるヨハネ福音書冒頭も同様のことを述べつつ、14「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた」と驚くべき使信を告げます。超越者なる神が、一人の乳飲み子17「イエス・キリスト」としてこの地に降誕されたクリスマスの出来事のことです。

 10「世」とそこに生きる私たちは“被造物”でありながら、その神との関係を見失う中で他者さらには自らをも傷つけてきました(10節)。その悲惨を祝福へと導き帰すために、神は降誕を遂げられました。「万軍の主の熱意がこれを成し遂げる」と、イザヤ96は語っています。

 サウル王の息子ヨナタンと、次の王に選ばれたダビデは深い友情で結ばれていました。が、サウル王の憎しみがそれを引き裂こうとし、二人は別々の道を歩むことになります。その時ヨナタンは23「主がとこしえにわたしとあなたの間におられる」と約束し(42節)、ダビデもヨナタンの死後までこの約束を守ったのでした(サムエル下93~)。

 主イエスは、10「世」と私たちがもはや神との関係を見失うことがないよう自ら14「わたしたちの間に宿られ」、信頼・希望・愛の礎となってくださったのです。「実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ」(ルカ1721 )と語られた主イエスの言葉を思い起こします。降誕の使信を受けとめ、信頼を希望を愛を交わす者とされたく願います。

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