収穫感謝合同礼拝 「カラスの宅急便」

列王記上 17章1~7節

 

 真っ黒なカラスはあまり好かれませんが、鳥類の中でもっとも知恵が発達しているとも言われます。以前、運転する車の鼻先にカラスが胡桃を落としてきたことがあります。タイヤで割らせようとしていたのでした。

 B.C.9世紀、預言者エリヤは北王国イスラエルで蔓延していた偶像礼拝と対決すべく立ちあがりました。偶像を拝む王アハブにエリヤは主なる神に立ち帰れと迫りましたが、それは長く厳しい戦いの始まりでした。王と王妃は執拗にエリヤを狙うようになります。

 主は都から離れた渓谷にエリヤを匿われました。そしてこの間、エリヤは朝夕カラスが運んでくるパンと肉によって養われたのでした。

 次いで主に 9「シドン」に住む一人のやもめの家に行けと言われ、エリヤは驚きました。この地こそ偶像礼拝の本拠地であったからです。命じられて着いたのは、やもめと息子が住む貧しい家でした。この親子も偶像礼拝者であったはずです。

 エリヤは頼んで、わずかに残った小麦粉と油でパン菓子を焼いてもらいました。が、エリヤがまた親子が幾日食べても16「壺の粉は尽きることなく、瓶の油もなくならなかった」のです。エリヤはあらゆる動物・人にも主なる神のみ手が働いていることを知り、この親子もこのことをきっかけに真実の神に出会ったのでした(24節)。

 もう一つ、主はカラスややもめを通してエリヤに、助け支えられることの重さ・大切さを教えられたのではないでしょうか。大きな働きは主なる神の支えと、他者の助けなしにはなし得ません。支え養われた体験から出発して、エリヤは預言者を代表するとも言われるその働きに向かったのです。

 

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