2017 クリスマスメッセージ

 上の絵は、主イエス降誕後40日後の場面を、15世紀フランドル派の画家H.メムリンクが描いた作品です。エルサレム神殿の境内には、毎日待ち続ける老人二人の姿がありました。このシメオンとアンナは、救い主に出会えるとのお告げを受けていたのです。この日、幼子イエスが両親ヨセフとマリアに連れてこられたとき、二人はついに約束が果たされたことを悟り、幼子を抱き喜びにあふれて歌ったのでした。

 年を重ねた老人が希望にあふれ喜びを歌ったとのこの場面をもって、ルカ福音書はクリスマス物語を閉じます。二つの約束の成就を待ち望んだことが彼らの希望の源泉でした。一つは世の救い主をわが腕に抱くことができるとの約束、もう一つは救い主の到来により地の果てまですべての人が希望と平和にあずかり得るとの約束です。幼子イエスを抱きつつ、二人は自らに、さらには世全体に与えられた希望と喜びを噛みしめたのでした。

 シメオンとアンナはその日まで長く待ち続けましたが、今日の私たちはもはや待つことなくおいでになった幼子イエスを抱くことができます。なお悩みと課題が山積する世の中ですが、そこに大いなる希望の光を灯すべく救い主がおいでになり平和への道が備えられたことをそれぞれに受けとめ味わいたく願います。

 

チャリティーバザー

いよいよ来週、
11月12日(日)13:00~14:45に、今年のバザーを開催します。

手作り品・雑貨販売のほか、
手作りケーキ・教会員栽培の野菜・石巻の海産物などの販売、
おでん
・わたあめなどの出店が予定されています。

今年も、益金は福祉施設や国際活動支援などにすべて捧げられます。

どうぞお楽しみにおいでください。

第95回教会音楽の夕べ

仙台北教会創立130周年、ならびに「讃美歌21」刊行20年を記念して、
教会音楽の夕べを開催します。

オルガン  今井奈緒子
ソプラノ   菅 英三子

「仙台北教会」の前身は,新島襄を校長とする「東華学校 (宮城英学校) 」の
教師たちによって設立された「宮城組合教会」です。
その後,「仙台東三番丁教会」の時代を経て,現在に至ります。

1887年 (明治20年) 創立当時,礼拝での讃美歌は、
聞き覚えでいくつかの歌が歌われていたのではないかと推測されます。
1900年代に,小学校での「唱歌」が必修になり,歌うことが一般的なこととなり、
讃美歌も、楽譜表記や訳の変更など様々に編纂や改訂が行われてきました。

 このような時代の流れの中,「讃美歌21」が出版され20年となります。
オルガンに今井奈緒子氏,ソプラノの菅英三子氏をお迎えし,その魅力に迫ります。

 

◇  曲 目  ◇

いつくしみ深い 493 in G
主われを愛す 484 in Es
オルガンソロ 「キリエ、とこしえの父なる神よ」 BWV669 J.S.バッハ

いかに幸いなことだろう 125 in G
神はわがとりで 377 in D
オルガンソロ 「神はわが堅き砦」 J. パッヘルベル

オルガンソロ 「キリストは甦りたまえり」 BWV627 J.S.バッハ
イエスの担った十字架は 305 in a
ガリラヤの風かおる丘で 57 in E

オルガンソロ 「慰め」 F. リスト
球根の中には 575 in As

 

日 時   10月15日(日)  14:00 開演 (開場 13:30)

料 金   2000円 (全席自由)

会 場   日本キリスト教団 仙台北教会

 

テロリズム集団その他の組織的犯罪処罰法 (共謀罪) の強行採決に抗議する緊急声明

5月24日に開催された「日本基督教団東北教区第72回教区定期総会」は、

下記声明を採択し、日本国政府・衆参両議院ほか関係機関に送付しました。

広く共有いただきたく思います。

 

 5月19日、国会衆議院法務委員会において強行採決された「共謀罪法」は、各方面で指摘されているように、尾行・盗聴・通信傍受、監視・内通を合法化し、市民社会の土台をなす精神の自由を制限し、言論・集会結社・信教の自由が脅かされる密告社会を作りだす恐れのある悪法です。

 この法は、1925年制定「治安維持法」と同じイデオロギー的構造を内在させています。治安維持法により、1928年3月1日約1600名に亘る日本共産党員などへの大弾圧が加えられました。キリスト教会においても治安維持法のもとで多くの牧師が検挙され、逮捕され、獄死しました。教会が閉鎖に追い込まれ、信仰の自由が踏みにじられた歴史を忘れることができません。

 安全保障関連法の強行採決、世界に例を見ないわが国の平和主義憲法の要である9条に「自衛隊」の存在を明記する改憲案の策定、平和な島での安全な暮らしを求める沖縄住民の意向を無視した辺野古新基地建設の強行などといった一連の緊迫した情勢の中で、戦争を遂行し得る路線に道を開く「共謀罪法」の制定に向けての不穏な動きは、まことに憂慮に耐えない事態であり、市民的幸福と社会的公平と正義がないがしろにされる欠陥社会を生み出す危険性を孕んでいます。

 言うまでもなく、思想・信条・信教の自由は人類の普遍的な権利として何ものからも侵害されてはならないものです。神の被造物としての尊厳を与えられている一人ひとりの人間存在が、持続可能な社会を形成していくためにも、各自が自由に語り、互いに協議し、意見を交換し合える社会基盤を壊してはなりません。1967年復活主日における日本基督教団戦責告白「第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白」においても表明されているように、キリストの体としてこの世に存在する教会には、神の歴史支配を見極め、警鐘を鳴らす預言者的な「見張りの使命」が与えられており、この法の行方は私たちキリスト者にとって重大な関心事です。

 よって、私たち一同は、看過しえない今回の強行採決に対し強く抗議するとともに、衆議院・参議院で廃案にすることを強く求めます。

      2017年5月24日

                       日本基督教団東北教区第72回教区定期総会

2016 クリスマスメッセージ

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 振り返って5年前の震災発生からしばらく、町からいろんな音が消えたように感じたのを覚えています。停電だったこともありましょうが、大きな声や音をあげることなく皆が日々を過ごしました。私たちが再び歌声をあげられるようになったのは、いつ頃だったでしょうか。

 上の絵は、15世紀フランドル派の画家H.グースの代表作といわれるポルティナーリ三連祭壇画の中から“キリストの降誕”の一部です。降誕された幼子キリストを羊飼いたちが拝し、天使たちが賛美しています。「あなたがたのために救い主がお生まれになった」と告知された羊飼いたちは、駆けつけた家畜小屋でキリストを見いだし、この救い主が自分たちのために来られたことを確信したのでした。なぜなら家畜小屋は、粗野で不潔だと日頃疎んじられている羊飼いたちも心おきなく入っていける場所だったからです。

 やがて彼らは待ち受ける仕事へと再び帰っていきましたが、帰路にある彼らの口には賛美の歌声があふれていたと福音書は記します。このとき与えられた歌声は、彼らの中で日々の課題をも乗り越えて歩み行かせる力となったことでしょう。

 皆の口からため息や不安ばかりが多くのぼる、今日の世界のあり様です。しかしその世界の悩みを共に分かち、希望を灯すためにキリストはおいでになりました。課題を越え行く歌声を私たちも与えられ、共々に歌う者とされたい、そう願います。

めぐみの森なつまつり

 当教会付属の「仙台めぐみ幼稚園」は、2011年3月末をもって37年間の働きを閉じましたが、教会の親子の活動は「めぐみの森」活動として継続されています。

 教会学校、中高生の会、こひつじ文庫、親子グループめだか、子育てママの集いわかぎといったそれぞれの働きがつながって、森のような豊かな場になることを願っています。

 このめぐみの森全体のおまつりが27日(土)14:30~16:00に、教会で開かれます。わたあめ・ケーキ・ヨーヨー釣り・工作コーナー・めぐみ劇場など楽しいコーナーが用意され、100円のチケットで全コーナーをまわることができます。

 どなたもおいでいただけます。子どもたちに声をかけて、おいでになりませんか。楽しみにお待ちします。


東華学校碑前祭 ・ 水谷誠教授説教

 当教会は、今から129年前、仙台にあったキリスト教主義学校「東華学校」の教職員によって創立されました。校長は新島襄であり、事実上同志社の分校のような学校でした。時代の荒波の中、残念なことにこの学校は5年間で廃校となりました。今も仙台市中心部連坊小路に立つ遺址碑が、その歴史を伝えています。

 来る6月11日(土)、同志社校友会宮城県支部がその前で、「碑前祭」を行います。当教会も協賛に加わっており、どなたも自由に参加できます。ご興味のある方は、どうぞおでかけください。

  <東華学校遺址碑碑前祭> 

     6月11日(土)14:30~  連坊小路 JT仙台支店前

 

 なお、碑前祭に同志社から出席される水谷誠先生(同志社理事長、同志社大学神学部教授)が、翌日曜、当教会の主日礼拝にて説教くださることになりました。こちらもどうぞおいでください。

 <水谷誠教授説教> 

     6月12日(日)10:40~  仙台北教会

 

2015 クリスマスメッセージ

 上の絵は、15世紀フランドル派の画家トット・シント・ヤンスによる“キリストの降誕”の一部です。世の暗闇のただ中に、幼子キリストが光として来られたことが印象的に描かれています。

 振り返って4年前の震災時、私たちも闇の深さと心細さ、そこに灯される光の大切さを身をもって味わいました。その中で私たちは自らのありのままの大きさを振り返り、それゆえ自然に助け合いました。でも日常が戻る中で、そうしたある意味大切な自覚をまた忘れつつあるのかもしれません。

 キリスト降誕の知らせは、まず野宿していた羊飼いに告知されたと聖書は記します。その際歌われた「地には平和、御心に適う人にあれ」とは、どういうことでしょう。すべての人にあれ、ではないのでしょうか。このときまず羊飼いたちが、「御心に適う人」として見出されたことを心に留めたく思います。彼らは、闇の深さと自らの小ささを知った人たちでした。自らの本当の大きさを知り、それゆえ光を必要とする者は、みな「御心に適う人」なのです。そのような一人一人のために御子イエス・キリストは地に降られ、希望と平和の光となられました。

 そんな光は必要ない、必要な光は自ら作り出すと、世は自らの大きさを過信する誤ちに再び向かっているのではないかと恐れます。イブの晩には、ろうそくの光を一人一人受けつぎ分かち合う礼拝をまもります。そのように、地に灯された希望と平和の光を共々に受けとめる者とされたく願います。

めぐみの森なつまつり

 当教会付属の「仙台めぐみ幼稚園」は、2011年3月末をもって37年間の働きを閉じましたが、教会の親子の活動は「めぐみの森」活動として継続されています。

 教会学校、中高生の会、こひつじ文庫、親子グループめだか、子育てママの集いわかぎといったそれぞれの働きがつながって、森のような豊かな場になることを願っています。

 このめぐみの森全体のおまつりが29日(土)14:30~16:00に、教会で開かれます。わたあめ・ケーキ・ヨーヨー釣り・工作コーナー・めぐみ劇場など楽しいコーナーが用意され、100円のチケットで全コーナーをまわることができます。

 どなたもおいでいただけます。子どもたちに声をかけて、おいでになりませんか。楽しみにお待ちします。

2014 クリスマスメッセージ

 先日、280円で買い求めた中古CDにJ. レノンの “Happy Christmas(War Is Over)” が入っていました。1969年のクリスマス、レノンとヨーコは世界11カ国の街頭に、“戦争は終わった!、あなたが望むなら。ハッピークリスマス!。”との街頭広告を掲げました。そして1971年、このメッセージを曲にしたのでした。当時はベトナム戦争の只中でした。でも、みんなが望むなら戦争は終わるんだ、あなたはどんなふうにクリスマスを迎えるの ? 、という強いメッセージを感じます。

 上の絵は、15世紀フランドル派の画家H.グースによる“東方三博士の礼拝”の一部です。博士は天体観測や魔術に従事した当時第一級の知識人・技術者でした。その博士が乳飲み子をうやうやしく礼拝するのを、周りの人々が不思議そうに眺めています。寒村ベツレヘムに誕生された救い主に出会ったとき、博士は神がこうして乳飲み子としてこの世界に来られたことに真の希望と平和への道を見出したのでした。人間の知識・技術は世界を豊かに便利にしても希望と平和を約束はしないこと、それらは人知を超えた者の慈しみと指し示しにこそ与えられることを知り、博士は乳飲み子を拝したのです。

 クリスマスはよろこびの時であると共に、その時をどのように迎えるのかを私たちに問いかけます。この出来事に与えられた希望と平和への指し示しを共々に受けとめたく思います。